オオグンカンドリ

　今年はやたらとコグンカンやオオグンカンの飛来が有って賑わいを見せている。
荒れ模様の天候が多く外洋性のこれらの海鳥が海岸に避難する事も多いのだろう。
しかしながら海辺遠くに居住する身にとって気紛れな海鳥の動きにタイミングを合わせて
出撃するのは困難に思えて二の足が踏まれた。
　ところがこのところとある漁港にオオグンカンの幼鳥が長逗留していると言う。この
据え膳的な状況をパスするのも勿体ない気がして出撃に踏み切った。
　早朝8時に現地に着くとオオグンカンは居てくれた。

2個体居る筈だったが1個体のみ


空はどんよりとした曇り
この手の海鳥は青空でこそなのだが・・・


オオグンカンは約20分間ほぼ同じ場所を悠然と飛んでから
南の方角へ飛び去った

取り敢えずお帰りを待つことにしたが中々戻って来ない
仕方なく近くの干潟でシギチを見物したりしていたが
どうにも戻って来そうにも無いと見切りを付けて
クルマに乗り込んでふと南の空を見やると
ナントナント戻って来てくれた
それも2個体だ
その中抜けしていた２時間半の間に
来て帰られた方はお気の毒であった


この時間はほぼ青空
連れて来られたこの方はやや色白


やはり2個体居るとパフォーマンスが期待出来る


この子たちが雄か雌か分からないが
雄だとしたら成鳥になって
この胸を赤くしてまた膨らませて雌にアピールすることだろう
正に「この胸のときめきを（Dusty Springfield）」だね



止まりモノも期待したが
飛び続けて止まないこの子たちに
贅沢では有るが少々飽きを覚えて去る事とした
こんなに間の良い鳥見も久しく無かった（シギチも見れたし・・・ね）

コメント 10

オオ～。念願が叶いましたね。
グンカンドリが長逗留してくれるっていいですね。
実の所、当地でもコグンカンとかオオグンカンって来たことが
あるんです。でも直ぐに抜けるので、やはり重い腰が上がらないです。
遠くまで行ってハズレじゃあ、落ち込みますものね。
外洋性なのに、水が苦手って不思議な鳥ですね。

by takapy77 (2018-09-25 19:41) 

takapy77さん、このところやっと居所が定まった感じ
なので行きました。あそこ迄行ってボウズはそれこそ
「銚子っぱずれ」てな感じですから(笑)。
まあ快速の強盗ですから真面目な狩は出来ません。
どうやら止まるのも苦手みたいでアンテナに
止まるのも一苦労みたいです。
by ramblin (2018-09-25 20:23) 

帰り支度をしていると現れるって良くありますよね．
さらに青空も出てきていい写真が撮れて良かったですね．
by Y (2018-09-26 11:38) 

この日は早朝も2度目の出現時もちょっと間が悪ければ
見れないような状況でしたのでツキが有りました。
　やはりこの勇壮な鳥さんは青空でこそ見たいですよね。
by ramblin (2018-09-26 17:49) 

随分遠い所でないと見れない鳥さんのようですが
見れて良かったですね。
私の想像している辺りでこのような珍しい鳥が見れるなんてビックリです（笑）
by 美美 (2018-09-26 21:59) 

美美さん、遠いと言っても普通ではとんでもなく
遠い処に居る鳥さんです。それが千葉ですから
頑張って行きました。
by ramblin (2018-09-27 04:50) 

オオグンカンドリ、こんなアクロバットな動きをしてくれるのですね。
顔立ちがコミカルなので、こうしたダイナミックな動きをしていても
どことなくユーモラスですね。
この９月に青空背景のオオグンカンドリ飛翔写真は貴重ですね。
またもや週末は雨天の様ですし・・・。

by queso (2018-09-27 07:59) 

グンカンドリも見て見たいですが、待つのがね〜
周りにチョロチョロ他の鳥が出てくれれば待ちやすいですが、そんな場合は見逃してしまいそうですし。
by まっちゃん (2018-09-27 10:28) 

quesoさん、やはり2個体居てくれるとパフォーマンスが
楽しいです。そして青空の有難さも痛感します。
　そうですね。土日は過去画像の検証作業になって
しまいそうで辛いです。
by ramblin (2018-09-27 20:12) 

　まっちゃんさん、正にその通りです。オオグンカンが
留守にしていた間にはシギチが相手をしてくれて助かり
ました。
by ramblin (2018-09-27 20:14)