シベリアの名を冠して [野鳥]
以前、オオジュリンを観察時、その個体に違和感を覚えた時が有った。
まともな画像が得られなかったので記憶の端っこから外れていた。
今回シベリアジュリンと推定される個体を観察する機会を得ることに
なった。
この日午後、大分以前にも珍鳥の出現した近隣遊水池に出撃した
逆光気味でやや見辛いのが難点だが鳥の出は比較的良く
鳥との距離もさほど遠くは無い
オオジュリンとの比較を幾つかのポイントで行う
先ず嘴
上が今回の推定シベリアジュリン
下がほぼ同時期のオオジュリン
両者の形状の違いはかなり大きいし
上嘴と下嘴の色み及び濃淡差もかなり違う
足の色にも注目した
上のシベリアの足は下のオオジュリンに比べると
かなり淡色でピンクがかっている
その他体上面体下面上尾筒などに違いを感じるが
逆光など撮影条件を考えると同定の裏付けとしては弱い
現地到着以前に観察していた方の話に拠ると
シベリアとオオジュリンがニアミスをした時が有り
両者のサイズの違いを感じたと言う
今回この個体の行動パターンで一番オオジュリンとの違いを感じたことは
地上採餌をすることが多いと言うこと
これは今までオオジュリンを観察して来た記憶では無いことだった
(その際の画像は撮り損なった)
従って結論としては
この個体をシベリアジュリンとすることを否定する形質は無いように思う
久しぶりのライファーだ
余談だが
よく耳にする「初見初撮り」なる言葉が大嫌いだ
その理由を述べると不規則発言になりそうで止めるけど・・・
まともな画像が得られなかったので記憶の端っこから外れていた。
今回シベリアジュリンと推定される個体を観察する機会を得ることに
なった。
この日午後、大分以前にも珍鳥の出現した近隣遊水池に出撃した
逆光気味でやや見辛いのが難点だが鳥の出は比較的良く
鳥との距離もさほど遠くは無い
オオジュリンとの比較を幾つかのポイントで行う
先ず嘴
上が今回の推定シベリアジュリン
下がほぼ同時期のオオジュリン
両者の形状の違いはかなり大きいし
上嘴と下嘴の色み及び濃淡差もかなり違う
足の色にも注目した
上のシベリアの足は下のオオジュリンに比べると
かなり淡色でピンクがかっている
その他体上面体下面上尾筒などに違いを感じるが
逆光など撮影条件を考えると同定の裏付けとしては弱い
現地到着以前に観察していた方の話に拠ると
シベリアとオオジュリンがニアミスをした時が有り
両者のサイズの違いを感じたと言う
今回この個体の行動パターンで一番オオジュリンとの違いを感じたことは
地上採餌をすることが多いと言うこと
これは今までオオジュリンを観察して来た記憶では無いことだった
(その際の画像は撮り損なった)
従って結論としては
この個体をシベリアジュリンとすることを否定する形質は無いように思う
久しぶりのライファーだ
余談だが
よく耳にする「初見初撮り」なる言葉が大嫌いだ
その理由を述べると不規則発言になりそうで止めるけど・・・
2019-03-19 17:24
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コメント(6)
シベリアジュリンで間違いないと思います。
この子は、散々調べたので、オオジュリンとの違いは
分かっているつもりです。
小雨覆いの色(オオジュリンは赤褐色)とか腰の色など
シベリアジュリンの特徴を示してますね。
by takapy77 (2019-03-19 19:23)
takapy77さん、私もこの個体はシベリアジュリンで
間違い無いと思いました。でも順光でしっかり見たかった
です。
2013年のシベリアオオハシシギ2016年のシベリアアオジ
に続き今年はこの子でした。シベリアの名を冠した子は
まだまだおりますが流石に縁遠い存在のような気がします。
2年後は無理でしょうね。。。
by ramblin (2019-03-19 20:50)
シベリアジュリンとオオジュリンは嘴が異なるのですね。
オオジュリンの嘴はふっくらとしているけれど、シベリアジュリンは
シャープですね。
オオジュリンもしっかり観察せねばですね。
by queso (2019-03-21 16:46)
quesoさん、シベリアジュリンは超の付く珍鳥では
有りません。この時期意外と見つかる可能性が有るかも
しれません。また過去に撮ったオオジュリンの画像の中に
有ったりするかもしれませんよ。
by ramblin (2019-03-21 17:04)
なかなかはっきりとした違いがわからない写真しか撮れないときはイラつきますね。
違う種同士並んで全く同じ方向を向いてくれればまだマシなんですが、幼鳥など調べても例が無いときは更に難しくなりそうです。
現場で拾い損ねない様、図鑑を出して勉強しようとしても眠くなるばかりで。
by まっちゃん (2019-03-23 17:06)
まっちゃんさん、そうなんです。なんとか図鑑的な
写真を撮ろうとしてもままならないことが多いです。
図鑑も全ての羽衣を載せている訳でも無い場合も
多いので困る時も有ります。
by ramblin (2019-03-23 20:33)