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近所の川散歩 [野鳥]

 最近は勢い込んで何見てやろう、彼の地へ行こう等と言う気力も失せがち。
近所の川や公園でお馴染みさんを眺める事も多い。

地元以外では撮る気にもならない子だけど
長く地元の川に居続けているとなると愛おしさも・・・有る
20190316オオバン2.JPG

毎度毎度記録を付けている訳でも無いが
一番古いデータは2015年となっている
それ以来ずっとこの川に居る
この子は左翼に大きな損傷が有って「渡る」ことが出来ない
まあこの川を「終の棲家」としている訳だ
20190316オオバン1-001.JPG

この川にはバンも多いのだが
殆ど幼鳥や若鳥で綺麗な成鳥は殆ど見ない
20190327バン1.JPG
20190327バン2.JPG

バンやオオバンと比べて
クイナは警戒心が強くかなり手強い
最近になって川の草刈りが実施されたので
未実施の比較的視認し易いエリアに移動してくれた
20190327クイナ1.JPG
20190327クイナ2.JPG

この時期になると
恋のディスプレイも有れば
恋にまつわるいざこざも有る
スズメが長々と乱闘していた
20190316スズメ4.JPG
20190316スズメ5.JPG

此の川にはカルガモが沢山生息しており
この時期になると大概カップルを形成している
その内に雛祭りも期待出来るカモ
雌雄がなるべくシンクロしている場面を撮りたい
雌雄のサイズその他を表現したい・・・・等と思うが・・・・
20190320カルガモ1.JPG

この子は渡去近くになると川岸にやって来る
20190320ジョウビタキ1.JPG

ベテランの雌
この子の春はどうなのだろう
20190316カワセミ10.JPG

こうしてありふれた日常の中に
気付きや感慨を得る一日が好ましい
なあ~んてらしくもなく思うのだ

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シベリアは寒過ぎる(違う意味だけど) [野鳥]

 前回のシベリアは逆光の観察条件で視認性がイマイチだったので
曇天の日を選んで再出撃・・・・・の目論見だったが曇天どころか
かなりの荒れ模様の天気でこれもまた厳しい観察になってしまった。
しかも前回は比較的近くで行動してくれたシベリアだったが今回は
かなり遠目。しかしながら前回と違って今回はオオジュリンとの
食性の違いも確認出来たのは面白かった。種の識別に於いてその
形態や鳴き声の他に採餌に関する食性も一つのファクターになり得る。
(勿論、シベリアとオオジュリンの食性が全く一致していない等と
述べるつもりは無いが)

先ずはオオジュリン
葦の中途で虫を探す・・・・よく見る光景だ
20190323オオジュリン4-001.JPG

今回は葦の穂に乗る姿が見られた(前回は見られなかった)
20190323シベリアジュリン4.JPG

穂種を食している様子だ
オオジュリンも種子を食するけれど
こういう光景は見たことが無い
20190323シベリアジュリン24.JPG

形態の観点から見ると
眉斑はあまり感じられず
アイリングが明瞭
20190323シベリアジュリン33.JPG

足は趾以外はピンクみ色みが有る
20190323シベリアジュリン13.JPG

今回も観察条件に恵まれたと言う印象は無いが
或る程度前回確認し辛かった点も得られたのは良かった
20190323シベリアジュリン8.JPG


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シベリアの名を冠して [野鳥]

 以前、オオジュリンを観察時、その個体に違和感を覚えた時が有った。
まともな画像が得られなかったので記憶の端っこから外れていた。
今回シベリアジュリンと推定される個体を観察する機会を得ることに
なった。

この日午後、大分以前にも珍鳥の出現した近隣遊水池に出撃した
逆光気味でやや見辛いのが難点だが鳥の出は比較的良く
鳥との距離もさほど遠くは無い
20190318シベリアジュリン2.JPG

オオジュリンとの比較を幾つかのポイントで行う
先ず嘴
20190318シベリアジュリン10改.JPG
20160213オオジュリン9改.JPG
上が今回の推定シベリアジュリン
下がほぼ同時期のオオジュリン
両者の形状の違いはかなり大きいし
上嘴と下嘴の色み及び濃淡差もかなり違う

足の色にも注目した
20190318シベリアジュリン5.JPG
20160213オオジュリン6.JPG
上のシベリアの足は下のオオジュリンに比べると
かなり淡色でピンクがかっている

その他体上面体下面上尾筒などに違いを感じるが
逆光など撮影条件を考えると同定の裏付けとしては弱い
20190318シベリアジュリン12.JPG

現地到着以前に観察していた方の話に拠ると
シベリアとオオジュリンがニアミスをした時が有り
両者のサイズの違いを感じたと言う

今回この個体の行動パターンで一番オオジュリンとの違いを感じたことは
地上採餌をすることが多いと言うこと
これは今までオオジュリンを観察して来た記憶では無いことだった
(その際の画像は撮り損なった)
20190318シベリアジュリン3.JPG

従って結論としては
この個体をシベリアジュリンとすることを否定する形質は無いように思う
20190318シベリアジュリン10.JPG

久しぶりのライファーだ
余談だが
よく耳にする「初見初撮り」なる言葉が大嫌いだ
その理由を述べると不規則発言になりそうで止めるけど・・・
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やっぱりMFはクロジ天国 [野鳥]

 最近は体のあちこちで痛い箇所が出て来て憂鬱。
けれど若い頃とは違って痛みの感覚も鈍くなって
来ているからなのか何となく日常の中でやり過ごす
ようになっている。これもチョッピリ寂しいような・・・・

 MFもいよいよ冬鳥が去り行く感じになって来て
ルリビの姿も見られなくなった。依然として居続けて
くれるのはクロジとシメくらいになってしまった。

雄の1回冬羽
20190310クロジ2.JPG

雌成鳥
20190310クロジ14.JPG

雄の成鳥と言おうか亜成鳥と言うべきか・・・・
20190310クロジ12.JPG

水浴び
20190310クロジ16.JPG
20190310クロジ17.JPG
20190310クロジ21.JPG

このシメ子も水場周辺に居続けてくれて或る意味功労者だ
「ヤラセおじさん」も来なくなって
自然なモノを口にしてくれてるのは良い傾向
20190310シメ9.JPG

嘴の色は未だシルバー一歩手前
20190310シメ8.JPG

「恐可愛いネ」
20190310シメ10.JPG

園外周のホオジロ
20190310ホオジロ2.JPG

同じく外周のカワラヒワ
20190310カワラヒワ2.JPG

MFには色々な種類の桜が植樹されていて
時間差で「愛で」楽しむことが出来る
此方は「カンザクラ」
オットいけねーっ!
ついメジロに反応してしまった・・・禁断の花と鳥
20190310メジロ1.JPG

番外のホンドリス
耳毛の有る冬仕様
20190310ホンドリス10.JPG
20190310ホンドリス1.JPG
20190310ホンドリス5.JPG
20190310ホンドリス15.JPG

こうしてMFでお馴染みの鳥さんその他に遊んでもらい
友人や職員と他愛なく歓談していると
「イタイのイタイの」も飛んで行くのだが・・・・
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間に合った [野鳥]

 関東辺りでズグロカモメ夏羽を賞味する機会はそれほど無い筈だ。
ズグロカモメは夏羽になると早々に渡って行ってしまう傾向が有る。
去年はそれにタイミングを合わせる事が出来ずに見る事が叶わなかった。
今年は何とかしたいと思った。

干潮約3時間前現地に着くとズグロカモメはもう既に飛んでいた
20190309ズグロカモメ1.JPG
20190309ズグロカモメ4.JPG

時折採餌の為に地上に降りる
20190309ズグロカモメ42.JPG

此方も成鳥では有るが換羽の進んでいない個体
20190309ズグロカモメ28.JPG

その後満腹になったのだろうか
ユリカモメの軍団の端っこでマッタリ
20190309ズグロカモメ6.JPG
20190309ズグロカモメ35.JPG

その後飛び出した後はロストした
20190309ズグロカモメ39.JPG

この時期のシギチ戦線はまだまだの感じだが
珍しくシロチドリのまとまった個体群にであった
殆ど冬羽
20190309シロチドリ3.JPG

この個体はほんの少し夏羽に・・・
20190309シロチドリ1.JPG

眠気に勝てないダイゼン
20190309ダイゼン4.JPG

群れとは別行動なのかハマシギ
20190309ハマシギ1.JPG

防波堤の外を行くハジロカイツブリ
夏羽は未完成
20190309ハジロカイツブリ1-002.JPG

その後潮が引き切った12時30分過ぎには鳥影が乏しく見切りを付けた
この事は干潟での観察をする上での示唆と言える
干潮時間にタイトに来た人は好い結果が得られない・・・・

兎に角ズグロ夏羽に無事に会えて
昨年の残念な記憶を薄める事が出来て満足を得た
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タイミングを合わせられない [野鳥]

今期の都内のカモメ場は飛来が安定しないので困る。
この日も念願する対象であるところのカモメを目指し出撃したが
上手く行かない。晴天で温度上昇との予想通りでカモメの
水浴びには好都合の筈だが風が非常に強いのは予想外。
11時前に到着した時は2個体のみ。その子たちが飛び去
った後は12時まで飛来も無い。その後14時半迄粘ったが
個体数が少なくて(30以下)駄目である
(多い時は保険屋さんのビル屋上にビッシリなのだが)。

目覚ましい子は全く居ない
オオセグロカモメ1回冬羽
テールバンドが広く
初列は褐色みが強く内外弁の濃淡差が大きい
20190302オオセグロカモメ2.JPG

分かり易いオオセグロカモメ成鳥冬羽
20190302オオセグロカモメ1.JPG

セグロカモメ成鳥冬羽
初列のパターンが典型的
20190302セグロカモメ3.JPG

午前中公園でトイレ休憩に寄ると
此方は「梅オジロ」で大盛況(カモメ場のバーダーが数名なのに)
その時はこの子には浮気はしないでカモメ一途と決めたのだが
結局最終的にはまたまたこのニシオジロに参戦する破目に・・・・・情けなやあ~
以前からしばしば語って来たことだが
風景的(或いは絵的)に収まりかえったシチュエーション物の鳥画像を好まない
それと同時にそんな画像を表現する時の「花絡み」とか「雪絡み」とかの
言葉の響きが嫌いだ(下品に響く)
それは多分言葉に言葉に拘りを持ち過ぎる傾向の偏屈な表れかもしれない

その癖何時の間にか花の傍に来て欲しい等と思っているのも自己矛盾だね
20190302ニシオジロビタキ26.JPG

まあこの個体はどう考えようも無くニシオジロなので
語るべき事も無いのだけれど
20190302ニシオジロビタキ22.JPG

やっぱり人並みに
花に絡んだ写真は撮れないよオイラ!
20190302ニシオジロビタキ21.JPG

気持ちは少し萎えたが週末は捲土重来するかどうか・・・・
「晴れて暖かく風弱く」をお願い~
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只今越冬中 [野鳥]

 海辺の次に越冬中のシギチを求めて移動。

オオハシシギは地元では滅多に見られない種だが
この地の越冬組の代表的な存在だ
15,6個体が一心不乱に採餌している
その一部を切り取るとこんな感じ
20190224オオハシシギ11.JPG

上面は灰褐色のワン・トーン・・・・冬羽
20190224オオハシシギ2.JPG
20190224オオハシシギ5.JPG

何となくジシギの印象に近いものを感じる
20190224オオハシシギ9-001.JPG

じっとしている子が居るなと思ったらタシギ
20190224タシギ1-001.JPG

オオハシと違って遠目に控えているアオアシ
この時期のアオアシは清楚な感じがする
20190224アオアシシギ2.JPG

此の地の探鳥では条件的に厳しいことも多く
この蓮田のジロネンやヒバリシギもそうだった
或る人の言葉では
「綺麗な子を綺麗に撮影するのが一番」と有った
実に真っ当な心構えだ
こう言う方は多分記録的に興味有る個体で有っても画像が切なければ
絶対上梓したりしないのだろうな・・・と思いつつ
ヒバリシギ
泥足で足が真っ黒だが
上面の軸斑は太い
足は長く中趾も長い
側胸の斑が目立つ
後部肩羽は大きい
何れにしろヒバリシギの冬羽は見られる機会も少ない筈
20190224ヒバリシギ2.JPG
20190224ヒバリシギ8.JPG

ついでに寄った感じのオオヒシクイの雁行
塒にお戻り
20190224オオヒシクイ1.JPG
20190224オオヒシクイ2.JPG

その他
タカブシギ
オジロトウネン
ムナグロ
タゲリ
キジ
チュウヒ
ノスリ
等などが見られた
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