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寒過ぎる海辺(色々な意味で) [野鳥]

 久しぶりに海へ行こうと思った。大潮である。大潮と言うと
鳥見には良いように思いがちだが其れは干潟でシギチを狙う
ような場合だ。海ガモやウミスズメなどを狙う時はやや難しい
面が有る。潮が下げている時は陸近くには餌が無いので鳥さんも
来てくれない。潮が上げている時が狙い目ななのだが干満の激しい
大潮だからこそ難しい。寧ろだらだらとした潮回りで高い潮位が
保たれている時の方が長い時間狙い目が有る。そんな訳でこの間の
土曜日は大潮で満潮時間が早朝と言う訳で海から遠くに住まいしている
オイラにはちとキビシイ条件だった。

案の定現地の漁港では全く「鳥っ気」(造語)が無い
オット失礼辛うじてカンムリは居た
若い個体だ
20200125カンムリカイツブリ2.JPG
20200125カンムリカイツブリ3.JPG

漁港を離れて散策する
沖の人工物に鵜が居る
漁港内に居るのはカワウが殆どだが
この時期このような状況ではウミウを視野に入れて置いた方が良い
此方ウミウの幼羽
20200125ウミウ1.JPG
此方成鳥
20200125ウミウ2.JPG
成鳥と幼羽
20200125ウミウ7.JPG

オオセグロカモメ1st-win
20200125オオセグロカモメ1.JPG

景勝地を散策してから漁港へ戻る
自宅付近でも見られるイソヒヨだが
海辺の個体は何となく色みが鮮やかな気がする
20200125イソヒヨドリ1.JPG
20200125イソヒヨドリ3.JPG

冷たい風で体温が削られる
釣果もお寒い限りなので昼食を摂ってから帰ろうみたいな気分
風を避けられる公園で退避しようと移動していると
公園の前方の海上に黒い子が浮かんでいるのが見えた
クロガモだ
クロガモは銚子とか行けば割と容易に見られるが
県内で間近に見られる機会は多くは無い筈だと思っていた
どうやら今期はクロガモの当たり年らしい
20200125クロガモ1.JPG
20200125クロガモ2.JPG
20200125クロガモ4.JPG

パフォーマンスを期待して少々粘ってみたが
体の冷えがきつく辛抱が利かない
風を避けながら軽食を摂り早めに撤収した

帰り道
何時もながら興味を持てないミサゴが飛んでいた
20200125ミサゴ1.JPG
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相も変わらず鴨見~る [野鳥]

 今期あまり成果の出ていない地元の大川へまたまた出撃する。

のっけからハヤブサの登場は迷惑だ
20200120ハヤブサ1.JPG

水浴びなんぞしている
20200120ハヤブサ11.JPG

オット!っと此方へ向かって飛び出す
当然連射したのだが・・・・何とカードエラー!ガッカリ

カモ達も出払ってしまったかと思ったが
ハヤブサには反応しないのか・・・そのまま居る
そしてオヤッ!なのだが・・・この川では珍しいホオジロガモが居る
雨覆は確認出来ないが
♂1st-winで間違い無いだろう
20200120ホオジロガモ13-001.JPG

右側の目に異常が有るのか
ずっとこんな感じ
20200120ホオジロガモ9.JPG

カワアイサは相変わらず遠くの対岸近くに群れていて
写真が撮れる状況では無いが
1個体だけ比較的近くの中州でまったりしていた
20200120カワアイサ2.JPG

虹彩が淡色で胸が白い
♂1st-win
20200120カワアイサ3.JPG

大堰に移動すると
例によってヨシガモやヒドリガモが休息していた
ヨシガモの三列は大きく垂れ下がり
脇の波状斑もすこぶる綺麗だ
20200120ヨシガモ1.JPG

何と此処でもオヤッ!
アメヒが居た
20200120アメリカヒドリ3.JPG

しかも雨覆に斑が有る!
♂1st-brは初見・・・・・嬉しい!
20200120アメリカヒドリ1.JPG

頭部の赤みは殆ど感じられない
嘴基部の黒斑はまあ合格
肩羽の灰色部は後部に限られる
雑種を示唆する点は無いように思う
20200120アメリカヒドリ4.JPG

この場所の近くの空き地は草茫々だったのだが
草刈りが実施されたせいか小鳥たちが採餌に来ていた
アリスイが木止まりをしていた
一瞬しか捉えられなかったが
その後ろ姿は何だか妙に凄みが有った
20200120アリスイ2.JPG

帰路に着いて・・・ノスリ
20200120ノスリ1.JPG

ずっとこの岩に固執していたジョウビ
20200120ジョウビタキ1.JPG
20200120ジョウビタキ2.JPG
20200120ジョウビタキ3.JPG

そんなこんなで
久しぶりに色々な意味で腹一杯の鳥見となった
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ミコに会いに(苦しくも楽しい) [野鳥]

 この日も天気がパッとしないが今期も来てくれたミコアイサに
挨拶へと伺った。

雄の生殖羽
ほぼ完成型だろう
20200111ミコアイサ12.JPG

中央の個体は
眼先が黒く
垣間見える中・小雨覆は白い
雌成鳥
右の個体は
中・小雨覆に羽縁が見えるので1st-win(雌雄は分かり辛い)
20200111ミコアイサ51.JPG

右の個体は頭頂に僅かに白い羽毛が見える
雄1st-win
20200111ミコアイサ25.JPG

やはり翼上面をしっかり見たい
となると飛翔か羽ばたきを期待する
暫くして待望の飛び出し
左の雄生殖羽と右の1st-winでは雨覆の白さの違いが歴然
20200111ミコアイサ28.JPG

左の個体は勿論1st-winだが
右の生殖羽と比べてサイズがかなり小さい
この個体は雌であることを示している(雌1st-win)
20200111ミコアイサ31.JPG

やや分かり辛いかもしれないが
手前の1st-winと奥の雄生殖羽のサイズは大差無い
つまり手前の子は雄1st-winと言うことになる
20200111ミコアイサ39.JPG

これらの3個体が並ぶと更に分かり易い
先頭が雌1st-win
中が雄生殖羽
しんがりが雄1st-win
20200111ミコアイサ36.JPG

お魚を銜えた雄成鳥
20200111ミコアイサ40-001.JPG

すると次の瞬間勢いよく飛び出す
雌も同じように魚を銜えると慌てて飛び出すシーンが有った
此れは獲物を横取りされない為の行動なのか???
20200111ミコアイサ44.JPG
20200111ミコアイサ11.JPG

カッコ良い飛翔写真を撮りたいなんぞと言う志は全く無いが
翼上面の羽衣をしっかり見たいとならばブレ無く撮りたい
そんな訳で感度をかなり上げての撮影になって画質が酷いが・・・仕方ない

ホシハジロ雄生殖羽
これぞ完成型!
20200111ホシハジロ1.JPG

カモやカモメは
家に帰っての復習が「苦しくも楽しい」のだ・・・なるべく雌タイプのクレジット避けたい
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近所の川にて「鴨見~る」 [野鳥]

 自宅付近の川はカルガモ天国で他のカモが来ることは滅多に無い。
だから普通種であるヒドリガモやオナガガモの来訪でさえ嬉しい。
更に来てくれた子が興味を抱かせるのに十分な個体であればなおの事
嬉しい。
 
この個体は単に「地元の川ライファー」として1枚だけの記録画像を
残すだけと言う訳には行かないと思った
20200106ヒドリガモ5.JPG

識別的観点からの消去法を試みると
雨覆が白く無いので雄成鳥及びエクリプスは考えられない
雌成鳥(標準的な)及び雌幼羽も額にクリーム色が有るので考えられない

20200106ヒドリガモ10.JPG

気になるのは胸から脇に掛けて荒い横斑が顕著なことだ
考えられるのは
1 雄幼羽から1st-winへの移行個体
2 雌成鳥の雄化個体
などだろうか
雨覆の羽縁が明瞭なので雌幼羽からの雄化は可能性が低いように思う
継続観察している中で先日飛翔画像が撮れたので
それを見てみる
20200112ヒドリガモ6.JPG

上背にも荒い斑が見られる
中雨覆いがやや白く見える
見た目には幼羽からの移行個体にしてはフレッシュさが無い(あくまで感じ)
肩羽の換羽はかなり進行している
等が気になる
普通に雄幼羽から1st-winへの移行個体と考えづらいが
さりとて雌成鳥の雄化個体の典型とはやや違う感じも有る
雄幼羽の未発達な個体はどうなのか等と考え出すと
正に脳内はカオスだ
20200112ヒドリガモ7.JPG
20200112ヒドリガモ10.JPG

此方も同じ川に一日だけ滞在してくれたオナガガモ
12月29日市内T川で記録した子と同一
迷うことなく幼羽から1st-winへの移行個体と言える
20200106オナガガモ1.JPG
20200107オナガガモ2.JPG

胸や腹に小斑が残る(成鳥は無斑で白い、エクリプスも腹は白い)
20200106オナガガモ5.JPG

3列最外が黒い(雄の証)
20200106オナガガモ6改.JPG

このカルガモ以外のカモが殆ど見られない川で
珍しくも来訪してくれる個体が
標準的な雄や雌の成鳥で無い事は単に偶然なのか
はたまた何かを示唆しているのか・・・・
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ブルーシャドウ(ブルーシャトウじゃ無いよ) [野鳥]

 「他家の芝生は青い」では無いが関東に居ると愛知を始め
中京辺りのフィールドが羨ましいと思うことが多々有る。
コノジロドムシクイが彼の地で長居をしていると聞くにつれ
行きたいが何せ遠いので中々踏ん切りが付かない。そんな
折の昨年末、割と近場にこの鳥が現れたと言う報せが有ったのだが
ピンポイントが分からず諦めていた。ところが此処へ来て
ようやく詳細が分かり出掛けることとなった。
 この鳥は図鑑の記述に「人家の庭などに居ることが有る」と言うが
正にその通り。こういうフィールドは「鳥屋泣かせ」で気を遣うのだが
住民の方の寛大さによって探鳥が成立することも有る。

割と気儘に動いてくれて視認するだけならさほど難しくは無いが
枝の被りが多く難渋する
20200110コノジロドムシクイ3.JPG
20200110コノジロドムシクイ7.JPG

頻繁に動き回るが
ムシクイにしては止まっている時間も有って
反射神経の良い方ならちゃんとした画像が撮れそうに思った(オイラは当然駄目)
20200110コノジロドムシクイ8.JPG
20200110コノジロドムシクイ9.JPG

この鳥は特異な顔色をしている
「青灰色」と図鑑に記述が有るが
そのおかげでやや不気味にも思える「鳥相」だ
きっとちゃんとしたカメラマンならその辺りを上手く表現出来るのだろうが
オイラには荷が重い
20200110コノジロドムシクイ16.JPG

翼上面を確認
20200110コノジロドムシクイ25.JPG

下尾筒も
20200110コノジロドムシクイ26.JPG

正面顔はちっとも怖くないけど・・・
此れって鳥?
20200110コノジロドムシクイ18.JPG

明日は土曜日
紳士淑女の鳥屋さんならお行儀良く鳥見して下さいね
パトカーの出動など無き様に・・・・
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海辺の公園にて [野鳥]

 海辺の公園でムジセッカを狙ったが
現れるのはウグイスばかりだった。

地鳴きが湿り気を帯びた「チャッチャッ」なので
駄目だと分かっているが・・・やっぱりウグイス
20200103ウグイス1.JPG

別個体
20200103ウグイス2.JPG

此方も別個体
嘴の形状、下嘴の色・・・共に駄目
20200103ウグイス5.JPG

2時間以上粘ったが現れそうにも無いので
他の鳥さんに遊んで貰う事に
採餌中のオオジュリン
20200103オオジュリン1.JPG

潮回りも最悪なので水鳥を見るつもりは無かったのだが
仕方ない
逆光で見辛いが
アオアシシギ1st-win
20200103アオアシシギ5-001.JPG

ハジロカイツブリは沢山居た
20200103ハジロカイツブリ3.JPG

何か訳有りなのか至近距離に居たスズガモ
エクリプス羽が残る
20200103スズガモ2.JPG

干潟も現れないので降りないだろうと思って油断していたら
遠くに降りたズグロカモメ1st-win
間に合わず飛んで行ってしまった
20200103ズグロカモメ1.JPG
20200103ズグロカモメ2.JPG

イソシギ
J→1st-win
20200103イソシギ2.JPG

遥か沖を見やる
どうせスズガモだろうと思い込んでは駄目
何のこっちゃの画だが
20200103クロガモ1.JPG

其処にはクロガモが居た
中央左と右は雌
真ん中は雄
因みに右下はスズガモ
20200103クロガモ1改.JPG

暫く眺めていたが条件の好転は有る筈も無い
テレコンを付けても
やはり何のこっちゃだ
左雌、右雄、真ん中スズガモ
カメラマンの方には意味も無い画だろうが
オイラはこの豆粒を見られた事実が嬉しい
20200103クロガモ5.JPG

公園に戻ってみると
或る場所でオジサンが隠れるようにして
落ち葉を搔き集めて山のようにしていた
意味が分からなかったが
オジサンが引き揚げて暫くすると
落ち葉の山にこんな子が来た
20200103ヒクイナ7.JPG

「アホくさいことやってんじゃねーよ!」と言いたいが
気付きの遅いオイラもアホくさい
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元旦の近所の鳥さん One Day Record [野鳥]

オイラはおせち料理なるものが大の苦手なので
せいぜいお雑煮と黒豆を申し訳程度に頂いてから
近所へ半日の予定で鳥見散歩へ出掛けた。
 今日は選り好みをせず出会った鳥さんは全て記録
すると言う極めてお気楽な趣向である。

ご近所さんの庭にとても立派なピラカンサが有るのだが
流石にこの時期になるとその実の多くは鳥さんに食べられて
残り少なくなって来る
一番多くやって来るのはやはりメジロ
20200101メジロ1.JPG

今日のツグミは愛想が良く無かったので
先月の画像から
20191229ツグミ7.JPG

ジョウビタキも先月の画像から
枝に止まるより地面の方が良いらしい
20191221ジョウビタキ1.JPG

B公園では元旦の早朝とあって人の出も殆ど無い
何時もは子供たちに一番人気の遊具の有る場所辺りも
こんな時は意外と鳥さんが居たりする
今日はアカハラ(亜種オオアカハラ)が居た
20200101オオアカハラ1.JPG

シロハラが一瞬頭上に
20200101シロハラ1.JPG

カラ類の混群も来て
エナガ
20200101エナガ1.JPG

元日から締めるのはどうかと思うが
この公園では定番の鳥さんなので・・・
20200101シメ2.JPG

モズの出現頻度も高い
20200101モズ2.JPG

この公園ではその他
ハクセキレイ
カルガモ
ヒヨドリ
シジュウカラ
ムクドリ
キジバト
コゲラ
ハシブトガラスなどをクレジット

続いてO川沿いを歩く
この時期はカワウが多いような・・・
20200101カワウ1.JPG
20200101カワウ2.JPG

ダイサギ(オオダイサギ)は
土手を歩く子供も「綺麗だね」と感嘆の声を上げる
20200101ダイサギ2.JPG
20200101ダイサギ1.JPG

何故かこの時期普通に見られるカワセミに中々会えないで焦る
今日の趣向は「一筆書き」なので
なるべく行ったり来たり等はしたくないと思う・・・・
やっと
少々疲労感の有る個体だが・・・会えた
20200101カワセミ1.JPG

此処では他に
トビ
スズメ
ハシボソガラス
カワラバト(ドバト)
アオサギ
バン等をクレジットする

本日25種だった
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