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MFのアメコ [野鳥]

 この日はプチ遠征するつもりだったが現地が暴風でどうにもならない
と言うので仕方なくMFに向かった。途中車窓から見る川でカワアイサを
目撃したが途中下車せずスルーした。 

 何時ものように先ずはMFの近くの池に寄った
どうせいつもの子たちばかりだろうと盛り上がりも無く
眺めていたが・・・何と!アメリカコガモが居るではないか・・・・
20200223アメリカコガモ5.JPG

丁度コガモと並んでくれたので
アメコとコガモの比較が出来て面白い
脇の波状横斑はアメコのほうが細かい
頭部の緑色帯を囲む淡色線はコガモの方が明瞭(従ってコガモの方がメリハリの有る顔付)
胸はアメコの方が赤みが強い
コガモは体の中央に横白ラインが入る(初期段階では入らない)
20200223アメリカコガモ2.JPG

この個体は未だ完成型に達していない
縦白ラインもややクッキリ感に乏しい
20200223アメリカコガモ14.JPG

換羽していない肩羽下部の淡色斑は細い横斑なので成鳥と思われる
20200223アメリカコガモ14改.JPG

大雨覆の淡色帯の状況は写真の出来が悪くてコガモとの比較差が分かり辛い
(教科書ではアメコの淡色帯はコガモより狭く橙色は濃く広範囲に及ぶと有る)
20200223アメリカコガモ18.JPG
20200223アメリカコガモ43.JPG

一応交雑の可能性も考えたが
流石にこの時期に至って体中央に横白ラインが現れていないので・・・無いと見た
このままもう暫く居てくれたら面白い継続観察が出来るだろう

若しかしてアメコの雌ではと思った個体が居たが
此方は最外三列風切の黒条は羽軸に向かって伸び過ぎているのでコガモとした
20200223コガモ41.JPG

此方は家から歩いて5分の川に来たカワアイサ
20200220カワアイサ7.JPG

毎回思うのだがカワアイサの雄は下面の白さが眩過ぎて撮影に困る
顔を立てるか腹を立てるか(怒る意味じゃ無いよ)難しい
20200220カワアイサ10.JPG
20200220カワアイサ4.JPG
20200220カワアイサ1.JPG

この子は嘴に訳の分からないものがずっと引っ掛かって居て
見る方もスッキリしない
20200220カワアイサ3.JPG

でもまあこのカワアイサや前回のヒクイナもそうだが
ごく近所のちっぽけな(どぶ川に近い)川に「ようこそ」来てくれたものだ
感謝だね
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近所を堪能 [野鳥]

 最近は体調面に若干不安も有り得意の脚も活かせない状況が有る。
そんな時に近場に嬉しい鳥さんが居ればそれはそれ好都合と言うもの。

暫くその所在が不明だったヒクイナがまた戻って来てくれた
20200218ヒクイナ3.JPG

岩の上で頻りと「コォッ コォッ コォッ」とタンギング気味に地鳴きするが
口の動きはよく分からない
20200218ヒクイナ6.JPG
20200218ヒクイナ7.JPG
20200218ヒクイナ8.JPG

このヒクイナは大方バンの行動範囲に居る
だから「ヒクイナを見んとすれば先ずバンを探せ!」なのだ
20200218バン1.JPG

以前にも記述したことが有るがMFへのバスから
カワアイサを見付けてバスを途中下車することはまま有る
20200209カ9.JPG

虹彩は淡色なので成鳥では無い
20200209カワアイサ7改.JPG

頭部の形状及び冠羽から推して雌と判断する
つまり雌1st-win
20200209カワアイサ4.JPG

因みに大雨覆と次列風切の境の黒ラインは殆ど目立たない
20200209カワアイサ3.JPG

胸は雄より灰色味が感じられる・・・と思った・・・・と言う程度
20200209カワアイサ6.JPG

同じ川のイソシギ
肩羽に黄色味の有る幼羽が残っている
20200209イソシギ1.JPG

近所の公園のモズ
退色が進んでいる
20200208モズ1.JPG

この時期いかに臍曲がりのオイラでも
こんな情景を撮るのに抵抗感は無い
20200208メジロ1.JPG
20200208メジロ2.JPG

とまあこんな感じで当分は
お気楽に近い感じの鳥見が続く予感が有る
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久々の賑わい(MFにて) [野鳥]

 毎回MFに行く時は「久々)の言葉を使わねばならないようなこの頃だ。

樹木園を歩いているとSさんが何時もの姿勢で何かを狙っている
トラちゃんが居るのだろうと思いその視線の先を見やると
やはり・・・・
20200209トラツグミ2.JPG

程無く奥へ飛んでしまったので
この続きは自然観察園を探索してからの宿題とした

ルリビタキを見るのも以前程容易では無い
この長い眉斑を持つ通称「1号」もベテランだけに撮影も中々に難しい
20200209ルリビタキ2.JPG

大分年季が入っているので羽衣にフレッシュな感じは無い
20200209ルリビタキ5.JPG

それでもこの日はサービスしてくれた方だと鳥仲間が言う
20200209ルリビタキ6.JPG

MFでベニマシコを見るのは久しぶりだ
先ずはしっかり食事を摂り
20200209ベニマシコ22.JPG

水場へと
20200209ベニマシコ16.JPG

喉も潤し
20200209ベニマシコ36.JPG

満足して
20200209ベニマシコ42.JPG

そして一休み
20200209ベニマシコ41.JPG

此方の子は当初雌と思ったが
眼先や腰に赤みが有り雄1st-winだった
20200209ベニマシコ13.JPG
20200209ベニマシコ19-001.JPG

赤と青を制覇したので
次は宿題の黄色を
慎重に歩を進めたがつもりだがトラちゃんに飛ばれた
20200209トラツグミ15.JPG

じっと降りるのを待ったが
トラちゃんは更に道路を挟んだ向こう側へ
其方に歩を進めると
何とトラちゃんが2個体居る

この個体は枝止まりしていた個体と同じ
何故それが分かるかは一番最後の画像で明らかになる
20200209トラツグミ11.JPG

別個体
20200209トラツグミ10.JPG

上の子と同一個体
動きが緩慢且つぎごちない
20200209トラツグミ6.JPG

地上では左翼を傾けていることが多い
20200209トラツグミ16.JPG

この子は最後に頑張って枝止まりしてくれた・・・・片足欠損
気付きが遅くて何だか済まないような気分になってしまった
20200209トラツグミ14.JPG
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海ガモで賑わう冬 [野鳥]

 この日は海辺のポイントを2箇所梯子した。

先ずは海辺の公園でビロキンを狙う
鳥屋さんは一人だけ
聞けば辺りをグルリ廻ったが居ないと言う
さては抜けたか?と思いつつ歩を進める
だが少し沖合を見やるとちゃんと居てくれた
先程の鳥屋さんを手招きした・・・「1鳥の縁」(造語)
20200201ビロードキンクロ28.JPG

彼我の距離は如何にも遠いが心配はしていない
潮は満潮に向かってドンドン上げている
ほらね・・・とばかり近付いて来る
嘴に明瞭なピンク色が見える・・・・雄
20200201ビロードキンクロ7.JPG

翼がブレ過ぎて見っとも無い画だが
体下面が淡色で小斑がびっしり・・・・1st-win
20200201ビロードキンクロ16.JPG

灰色の虹彩は牛の物悲しい眼差しを感じてしまう
20200201ビロードキンクロ24.JPG

港の情緒有る公園だけに早々に撤収するのが惜しい感じなのだが
次のポイントの潮も気になり先を急ぐことにした

電車とバスを使って2番目のポイントに着いたが
此処ではある程度予想の範囲だがやはり狙いの子は居なかった
前回は見られなかったクロガモの雌は居た
20200201クロガモ5.JPG
20200201クロガモ7.JPG

潮が下げてしまうともう諦めの境地で海辺の散歩だ
かなり遠目にウミアイサが居たのだが
気取られたのか飛ばれる
ただ雨覆に2本の黒線を確認出来たと言うだけの画像・・・・成鳥
20200201ウミアイサ7.JPG

沖の防波堤を見やると
頭部の白さが目立つカモメが休憩中
斑は後頭部から後頸に掛けて少しだけ
嘴には赤斑が有る
足はセグロより薄いピンク
初列のパターンを確認したいところだが
テレコンを装着しようとセッティングしている時に飛ばれてしまう
少し離れた場所に居たカモメたちはそのままマッタリしているのに、、、、分かるんだね
jizzもモンゴルだ
20200201モンゴルセグロカモメ1.JPG

此の地では大抵の鳥屋さんは
ウミウやヒメウ等気に留めることは無いように思う
「ぽつんと一軒家」では無いが
異種を自覚している鳥さんは捕食回避の為に異種の側には居るものの
やや離れて身を置きたがる
遠くには江の島が見える
20200201ヒメウ2.JPG
20200201ヒメウ4.JPG

岩礁にはお馴染みの煤けた子が居る
20200201クロサギ1.JPG
20200201クロサギ2.JPG

漁港に戻るとかなり大勢の鳥屋さんの行列に遭遇した
こんな場所にも鳥ツアーが有るのかとややビックリ

てな訳でやや総花的な鳥見になってしまったが
やはり寒くても何でも海辺の鳥見は楽しい
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ベニはベニでも違うんだ [野鳥]

 ベニヒワには2015年3月八ヶ岳でフラレて超ガッカリした思いでが有る。
今回この鳥が割と近場に飛来すると言う想像だにしないことが現実になった。
今日行かねば明日はまたぞろパニック現場になる恐れが有ると思い昨日
出撃した。

運良く現地に到着すると直ぐにベニヒワを見る事が出来た
20200206ベニヒワ5-001.JPG

赤色部分は頭部にしか無い

20200206ベニヒワ10.JPG
20200206ベニヒワ8.JPG

カメラの設定その他チョンボなことばかりやっているので
ちゃんとした画像が得られない(何時ものことだけど)
20200206ベニヒワ19.JPG
20200206ベニヒワ16.JPG
20200206ベニヒワ21.JPG
20200206ベニヒワ22.JPG

撮影を開始してから5分ほどで
ベニヒワはカワラヒワの群れと共に飛んでしまった
だから運が良いのか悪いのか微妙
待てばまた戻って来るとも想像出来るが
昨日の寒さプラス強風では長居をしたくない
早々に撤収
そんな訳で5年前のリベンジとまでは言えないが
何とかベニヒワに会えた事を良しとしたい
案の定今日の現地はカメラマン100人オーバーだと言う
もし今日の出撃だったとしたら気の弱いオイラにはキビシイ状況となったであろう

帰り道一瞬挨拶してくれたジョウビ
20200206ジョウビタキ1.JPG
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赤(色)を尽くしている訳では無いが [野鳥]

 基本的に言葉に強い拘りを持ってしまう性格なので「アカツクシガモ」の「ツクシ」が
「尽くし」に置き換わって頭の中で無限ループみたいに連想されて困る。勿論「赤筑紫鴨」
というだけの話なのだが。
 それはさておき、ようやっと念願のアカツクシガモを見にプチ遠征出来る事となった。

現地到着して直ぐにアカツクシは視認することが出来た
20200202アカツクシガモ10.JPG

実に大きなカモだ
後ろに居るマガモも小さいカモでは無いのだが
そのサイズの差は大きい
20200202アカツクシガモ2.JPG

翼上面や脇は摩耗が激しい
首を竦めた状態では首輪が有るように見える
20200202アカツクシガモ3.JPG

次列風切はディープな緑色
20200202アカツクシガモ5.JPG

頻繁に羽繕いはするが羽ばたきはあまりしないようだ
20200202アカツクシガモ11.JPG

10時半頃には採餌の為に飛び立つと言う話だが中々飛んでくれない
ようやく11時19分に・・・・・
大雨覆はには灰褐色斑が有る
20200202アカツクシガモ7.JPG

教えて貰った採餌場へ移動
何と「冬水たんぼ」が有る・・・嬉しい環境だ
三列風切は換羽中だ
20200202アカツクシガモ8.JPG
20200202アカツクシガモ12.JPG

十分満足したので撤収しようとした時
いきなり飛び出して隣の田圃へ
体下面に小斑は見られない
20200202アカツクシガモ9.JPG

識別の問題としては意外と難しいように思う
識別点のどこに重きを置くかが難しい
大雨覆も灰褐色斑に大きなウエイトを置くと成鳥では無いと言えるのか
それでは体下面に幼羽の小斑が見られないのはどうなのか?
(1回生殖羽からの摩耗個体とすれば理屈は通るが・・・)
雌雄の判断も簡単では無いようだ
首輪も僅かに感じる時と全く感じない時が有るなので困る
このカモが更に長居をしてくれて衣替えをしてくれば分かる事も有るように思う
どうにも歯切れの悪い締めくくりになってしまうが・・・仕方が無い
ともあれこの柔らかな色合いの美しいカモをライファー出来たことを喜びたい
そしてこの辺りの方は親切で優しい人が多いと感じた
正直この地のロケーションの良さも相まって
関東の殺伐とした珍鳥フィールドとはえらい違いと思った

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