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赤(色)を尽くしている訳では無いが [野鳥]

 基本的に言葉に強い拘りを持ってしまう性格なので「アカツクシガモ」の「ツクシ」が
「尽くし」に置き換わって頭の中で無限ループみたいに連想されて困る。勿論「赤筑紫鴨」
というだけの話なのだが。
 それはさておき、ようやっと念願のアカツクシガモを見にプチ遠征出来る事となった。

現地到着して直ぐにアカツクシは視認することが出来た
20200202アカツクシガモ10.JPG

実に大きなカモだ
後ろに居るマガモも小さいカモでは無いのだが
そのサイズの差は大きい
20200202アカツクシガモ2.JPG

翼上面や脇は摩耗が激しい
首を竦めた状態では首輪が有るように見える
20200202アカツクシガモ3.JPG

次列風切はディープな緑色
20200202アカツクシガモ5.JPG

頻繁に羽繕いはするが羽ばたきはあまりしないようだ
20200202アカツクシガモ11.JPG

10時半頃には採餌の為に飛び立つと言う話だが中々飛んでくれない
ようやく11時19分に・・・・・
大雨覆はには灰褐色斑が有る
20200202アカツクシガモ7.JPG

教えて貰った採餌場へ移動
何と「冬水たんぼ」が有る・・・嬉しい環境だ
三列風切は換羽中だ
20200202アカツクシガモ8.JPG
20200202アカツクシガモ12.JPG

十分満足したので撤収しようとした時
いきなり飛び出して隣の田圃へ
体下面に小斑は見られない
20200202アカツクシガモ9.JPG

識別の問題としては意外と難しいように思う
識別点のどこに重きを置くかが難しい
大雨覆も灰褐色斑に大きなウエイトを置くと成鳥では無いと言えるのか
それでは体下面に幼羽の小斑が見られないのはどうなのか?
(1回生殖羽からの摩耗個体とすれば理屈は通るが・・・)
雌雄の判断も簡単では無いようだ
首輪も僅かに感じる時と全く感じない時が有るなので困る
このカモが更に長居をしてくれて衣替えをしてくれば分かる事も有るように思う
どうにも歯切れの悪い締めくくりになってしまうが・・・仕方が無い
ともあれこの柔らかな色合いの美しいカモをライファー出来たことを喜びたい
そしてこの辺りの方は親切で優しい人が多いと感じた
正直この地のロケーションの良さも相まって
関東の殺伐とした珍鳥フィールドとはえらい違いと思った

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