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近所の川のカワアイサ [野鳥]

この日は今季まだ近所の川で見られていないカワアイサを
探索すべく出掛けた。

中々見付からずセキレイやイソヒヨドリ等を見ながら歩いていると
いきなり上流から4個体が飛んで来て(不意打ちは止めてくれ!)下流へ去った
慌てて連射したが殆どピンボケだ
唯一何とか見られる画が此れ
雨覆は灰色
20210221カワアイサ2.JPG

急いで下流へと取って返して見つけた(何故か3個体に)
体格差に大差ないので性は同一だろう
20210221カワアイサ25.JPG

それぞれ個体別に見てみる
今回主に注目したのは虹彩
嘴の形状・色み・黒斑

虹彩が淡色の子
雌1stwin
20210221カワアイサ33.JPG

此方は虹彩が暗色で
嘴はガッチリして反り返った感じで黒斑も濃い
成鳥と感じたが
この時期、眼先の黒斑の濃さはこんなものだったか?
20210221カワアイサ32.JPG

此方も虹彩は暗色だが
嘴はストレートで色みは淡い
20210221カワアイサ34.JPG

この時期確実に1stwinと言える個体の他は
成鳥かどうかも分かり辛い
サイズの他にこの時期の羽衣として
これ等の子たちが雄の1stwinの可能性は無い

三者共演
20210221カワアイサ39.JPG

採餌中のカワアイサの様子をじっと覗うダイサギ
上前を撥ねようとしている
20210221カワアイサ42.JPG

カワアイサを襲っている訳では無いけれど
20210221オオダイサギ1.JPG

上手く行ったけど
小っちゃい獲物だね
20210221オオダイサギ3.JPG

近所の川で間近にカワアイサを見られるのは嬉しいのだが
この日は雄の成鳥も見られなかったし
時期的なものなのか
大きな川で見られた時より識別が悩ましい

この日一番らしく撮れた画
20210221カワアイサ21.JPG

この日度々登場してくれたイソヒヨ君だが
何故か逆光ばっかり
20210221イソヒヨドリ4.JPG
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MFその他 [野鳥]

 冬鳥のお帰り時期にはMFでも中々見られなかった子が来るかと
期待するのだがそう上手くはゆかない。

先ず一番先に大きな池を見る
見に行けなかった海のコオリガモのことなど思いながら(集中しろ!)
この日もトモエの雌は居た
三列風切はほんの少し黒く羽縁もチョットだけ緋色に
20210214トモエガモ5.JPG

池の傍らの梅ノ木にはメジロ
20210214メジロ2.JPG

因みに此方は拙宅のお隣さんの梅に来た子
20210211メジロ1.JPG

樹木園に居たシロハラ1stwin
この画像にも小翼羽が見てとれるが
この小さな羽が飛翔時の姿勢を安定に保つ為に重要な役目を果たしているらしい
(BIRDER誌3月号に依れば)
20210214シロハラ1.JPG

観察園に入ると愛想の良いジョビ雌が
20210214ジョウビタキ2.JPG

ルリビその他を待っていると
高木にアトリの群れが・・・・遠過ぎてキツイ
喉まで赤いので雄だろう
20210214アトリ2.JPG

しっかり上面を見る事が出来ない
20210214アトリ6.JPG

そして何時ものルリビ
ルリビの場合図鑑的姿勢で小翼羽が見られないことは無いように思う
20210214ルリビタキ2.JPG
20210214ルリビタキ3.JPG
20210214ルリビタキ5.JPG

この日はマヒワに会えないな・・・と思っていたら
帰り際に意外な場所で1個体
20210214マヒワ1.JPG
20210214マヒワ6.JPG

別の日だけど上空のハイタカ
20210207ハイタカ2.JPG

猛禽は上空で下面しか見られない時に気にしている事(普通種の場合)
形態、行動、環境、季節などだ
MFは谷戸と言う環境だからトビやハヤブサは先ず有り得ない
この時期の季節を考えるとオオタカ、ハイタカ、ツミ、ノスリは考えられる
この個体は上昇気流に乗って旋回していた
経験上この行動で一番そぐわないのはオオタカだが・・・・
形態を考えると初列の翼指は6・・・ここでツミは該当しないことが分かる
初列風切の斑は濃く明瞭・・・オオタカ成鳥の場合は斑が薄い
ノスリは腹にハチマキが有る
その他抑える識別点は多々有るけれど
やはりこの個体はハイタカだとなる

なあんて猛禽は苦手分野だから頭を整理してみた




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煩悩の果てにはレンジャクが居る [野鳥]

 鳥見も含め生き方・行動に関してストイックに徹する人も有れば
貪欲に邁進する人も居る。その振れ幅はかなり大きいのだが
その真ん中辺りでグズグズと煩悶する時が有る。この感覚を
覚えない人は幸せ者過ぎるだろう。何だか訳の分からない話に
なってしまったが要するに結局南極レンジャクを見に行ってしまった
・・・と言うだけのことなんだよね。こんな事だったらあの時海へ
ライファー狙いに出掛けるべきだった・・・は後の祭り。

橋の上から遠いけどキレンジャクが見えた
20210213キレンジャク2.JPG

初列風切の内弁は白色部が無く1win
20210213キレンジャク3.JPG

別個体
此方は初列内弁に少しだけ白色部が有る
20210213キレンジャク1-001.JPG

別個体
喉の黒色部分は下先端は明瞭に区切られている
尾羽先端の黄色部は幅が広い
雄と識別される
20210213キレンジャク6.JPG

ヒレンジャク
初列内弁は白色部が明瞭
外弁先端に赤色部が有る
虹彩が明るい
雄成鳥と思われる
20210213ヒレンジャク10.JPG

別個体
此方も成鳥
20210213ヒレンジャク17.JPG

此方は虹彩が暗く
初列内弁の白色部も殆ど無い
1win
20210213ヒレンジャク12.JPG

この個体の喉の黒色部下部先端は境界が不明瞭

20210213ヒレンジャク36.JPG

飛んでいる子は苦手
20210213ヒレンジャク7-001.JPG
20210213ヒレンジャク14.JPG

この子は次列風切先端に赤色部が無い
尾羽先端の赤色部も幅が狭い
初列内弁にも白色部が無い
1win
20210213ヒレンジャク15.JPG

川でアカハラに会ったのは初めて
20210213オオアカハラ6.JPG

そんな訳で結局
「見たいは見たい」の鳥見になったと言うだけの話
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籠の中のルリはいついつ出やる [野鳥]

 今期は海へも行けず地元廻りが殆ど。この日もMFへ。

先ずは大きな池へ
トモエガモの雌は居たり居なかったり
居ても殆ど暗い場所で動きが少ないのでしっかりとした識別画像が撮れない
腹は白く胸の斑はまばらなので成鳥と思うが
脇最上部の羽にはかなり小さい部分が有るのが気になる
20210206トモエガモ3.JPG
20210206トモエガモ8.JPG

大雨覆の淡色帯の幅は狭いので雌で間違いは無い
「雌で当たり前だろう」なんて方もおられるだろうが
こんな感じで紛らわしい雄も居る
20210206トモエガモ11.JPG

観察園に入ると此処では久々にウソ(亜種アカウソ)を見る事が出来た
この時期に飛来する個体は皆アカウソだと言われる
下面に赤みが殆どないので「らしさ」が無いが・・・
20210206アカウソ1.JPG

やはり一番分かり易い識別ポイントは
下尾羽外側に白い軸斑の有るか無いかだろう
この個体は有るのでアカウソと識別される
20210206アカウソ2.JPG

気温の上昇に伴って鳥さんの動きが活性化して来た
マヒワが水場に降りようとしている
胸の縦斑は鮮やかで上面にも縦斑
拡大してみると小翼羽や初列雨覆は幼羽の名残りは見られないので雌成鳥と識別した
20210206マヒワ6.JPG
水場に降りたが物陰に入ってしまったのでじっと待ってみたが
前方から来るカメラマンがドンドン間合いを詰めたおかげで飛ばれてしまった

ルリビタキ雄は相変わらず簡単には見られない
MFの常連のバーダーはそのテリトリーや行動パターンを熟知されているので
高い確率見る事が出来るみたいだが・・・・
こんな感じで檻の中も多い
写真家さんたちはこういう場面を毛嫌いする方も多いが
その個体が生き抜く上での術を見る・・・と言うのも有りなのではないだろうか・・・
20210206ルリビタキ8.JPG

段々檻から出て来るけれど決してサービスが良い訳でも無い
20210206ルリビタキ10.JPG
20210206ルリビタキ6.JPG

ルリビの雌
雌はアイリングが白くクッキリと言うのは正しいけれど
雄の幼羽もそうなので識別的にはあまり重いウエイトは掛けられない
20210206ルリビタキ14.JPG
20210206ルリビタキ15.JPG

樹木園のマヒワ
光が強過ぎて見辛いが
一心不乱に採餌している雄成鳥のパフォーマンス(鳥さんにその気はないけれど)が楽しい
20210206マヒワ12.JPG
20210206マヒワ13.JPG
20210206マヒワ11.JPG
20210206マヒワ9.JPG

マヒワで満腹感を味わったので帰途に就いた
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素敵な「でこっぱち」 [野鳥]

 今期は近所の川でカワアイサを見る事が出来ていない。
何時もなら時々大きな川から数個体近所の川に入ってくるのだが・・・。
川の水量、流れの早さ、餌の豊富さなどなどを考えるが分からない。
もっともオイラの見回り回数も減っているので見逃しは有るかも・・・。
而して大きな川での観察になるのだが好条件で出会えるタイミングも難しい。

雄の生殖羽
20210130カワアイサ15.JPG

単独で居た個体
虹彩が淡色で
冠羽が短く
上面に少し暗色部分が有る
胸の白さが目立つ
雄の1stwinと考える
20210116カワアイサ17.JPG

雌の成鳥
眼先が黒い
虹彩が暗色
冠羽のボサボサも良い感じ
20210130カワアイサ22.JPG
20210130カワアイサ20.JPG

群れ
一番右の個体が気になる
20210130カワアイサ9.JPG

虹彩は淡色
眼先から口角に掛けて白い線条部分が有る
胸は灰色がかる
雌の1stwinと考えたい
20210130カワアイサ7.JPG

雄の生殖羽を撮るのは難しくほぼお手上げ
白過ぎる下面が恨めしいが
やはり頭部に重きを置きたくなる
20210130カワアイサ18.JPG

カワアイサは流れの早い場所で採餌し
物陰で休息する事が多い
休息中は距離的には近いのでそっとそっと忍び寄るのだが
敏感に悟られて飛ばれてしまう
20210116カワアイサ11.JPG
20210116カワアイサ13.JPG

その他
水面から飛び出したヒドリガモ雄生殖羽
20210116ヒドリガモ3.JPG

何処へ行くのかと思うと
草っ原で採餌だ
上面の灰色みが少ない雄や
顔が蒼ざめた子が居ないかと探すけど・・・居ない
20210116ヒドリガモ2.JPG

この日は存外穏やかな日和だった
程良く疲れて昼寝でもしたい気分だった
20210130昼寝1.JPG
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昨日のMF [野鳥]

 MFに行く時は期待は持たない。期待せずとも気持ち穏やかに鳥散歩出来るから
それで良しと言う按配なのだ。この日は観察園の内外問わずマヒワが多く見られる
日だった。
 MFでマヒワを見られる年は多くは無いのだが榛の木には未だ十分実を
残しているので暫くは居てくれるかも。

先ずは園外で
20210131マヒワ27.JPG

雌、齢は分からない
下面の白さが目立つ
脇だけでなく胸にも縦斑が有る
20210131マヒワ26.JPG


大雨覆先端は概ね黄色だが一部分白い
20210131マヒワ20.JPG

別個体
20210131マヒワ1-001.JPG

この木の下方にはフェンスに囲まれた水場が有り
時々水分補給に降りて来る
フェンス越しの覗き見は行儀に欠けるが近くでマヒワが見られる
20210131マヒワ8.JPG
20210131マヒワ13.JPG
20210131マヒワ21.JPG
20210131マヒワ22.JPG

マヒワは園内でも見られるが休日なので
それなりに人の往来も有って遠目で見られる位だが
ちょっとした隙間のような時間に水場に降りて来る時も有る
20210131マヒワ16.JPG

その他MFとしては面白い冬鳥が観察されているみたいなのだが
何れも得る事が叶わない
そんな訳で何時もの子たちだ
20210131ルリビタキ2.JPG
20210131ルリビタキ4.JPG
20210131アオジ1.JPG

久々に穏やかな陽気の中で
鳥を見たり
友人と談笑したりで楽しかったな
 
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