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クビキンに会いに行って来た [野鳥]

 今年もクビワキンクロ雌がやって来た。
駅を降りてなだらかな坂を上る。程良く寂れた感じのアーケード街に
昭和を感じる。地名には「鎌倉殿の13人」でも語られた古戦場が表記されている。
のんびりと20分程歩いて目的の公園の池に到着。

クビキンは目を閉じていても直ぐそれと分る。
眼の周りの白色部が明瞭
20221029クビワキンクロ5.JPG

暫く寝ていたがやっと起きだす
虹彩が褐色なのでキンクロハジロと比べて穏やかな感じ
チョット可愛い
20221029クビワキンクロ7.JPG

パフォーマンスを期待するがこれがなかなかだ
一度も潜りもせず同じような画しか撮れない
翼上面をしっかり見たいがただノンビリ移動するだけの時間が長い
ようやく羽伸ばし
初列から次列への翼帯の色み、トーンの違いは分る
20221029クビワキンクロ18.JPG

こんな事もやってくれた
20221029クビワキンクロ24.JPG

やっと羽ばたいてくれたが
順光側には背を向けてくれない
20221029クビワキンクロ20.JPG

観察としては十分とは言えないが
3年連続でクビキンの「おにぎり頭」を見られた事を嬉しく思った
20221029クビワキンクロ28.JPG

池を後にして公園内を散歩
ホオジロの雌が枝止まりしていたが
初雨覆の灰色が鮮やか過ぎて違和感
外国産の亜種かなあ?・・・分からない
20221029ホオジロ1.JPG

次の日のMF
相変わらず鳥枯れの状態だが
そんな中で目の前を横切って行く子が居た
中々ピンが合わせられないがJIZZはオオムシクイだ
去年と殆ど同じ場所
20221030オオムシクイ8.JPG
20221030オオムシクイ9.JPG

頭部と背の色みの違いも大きくは無い
20221030オオムシクイ11.JPG

地鳴きはもしないし
外形的な識別も難しく季節や環境その他諸々の相対的な識別点を重ねるしか無いか
20221030オオムシクイ14.JPG

ところが酷い画像でゴミ箱行きと思っていたものの中に
P10(最外側初列風切)が写っている画が有った
先端はPC(最長初列雨覆)よりやや長い
此れをもってこの個体はオオムシクイと同定するに至った
20221030オオムシクイ6-001.JPG
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風神

クビワキンクロを初めて見ました。
おにぎり頭ですか、確かに横顔はおにぎりのようですね(笑)
ムシクイもまだ見た事がありません。こちらも同定し難いほど、似てる子が居るんですね。
by 風神 (2022-11-01 17:46) 

ramblin

風神さん、このように頭頂或いは後頭がせり上がって見える
カモにはメジロガモ、コスズガモそしてこのクビワキンクロ
等が有り何れも珍鳥と言えるでしょう。
 ムシクイの類いには識別が難しい種が有って苦労させられます。
地鳴きが聞かれればそれが確度の高い識別点になるのですが。。。
by ramblin (2022-11-01 20:56) 

queso

クビワキンクロ、首をすぼめている時と活発に動いている時では
印象が随分異なりますね。
この時期に見られるムシクイも居るのですね。
MFでは今日もノビタキが見られました。まだ昆虫も沢山いるので
居心地が良いみたいです。
by queso (2022-11-02 12:18) 

ramblin

quesoさん、クビワキンクロの尖がり頭は
静止状態やゆっくり泳いでいる時に顕著です。
 この時期メボソムシクイ上種と言われる
コムシクイ、メボソムシクイ、オオムシクイの
中でオオムシクイがMFに渡って来てくれました。
もう少ししっかりした画像を残せたら良かったのですが
未だ滞在している可能性も有るので再トライしようと
思います。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  
by ramblin (2022-11-02 13:59) 

kozakura

同じような画像でも律儀に来てくれるクビキン、嬉しいですね。
最初の年と比べて変化が見て取れるものなのでしょうか。
ムシクイはシギ、カモ、カモメと並んで
手に負えません!です。
by kozakura (2022-11-02 21:53) 

まっちゃん

オオムシクイ、もう少し早い時期かと思いましたが、まだ出ますかね。
前にMFに来た時は結構地鳴きをしていたので分かりやすかったのですが。
今シーズンはヒヨドリがうるさくて他の鳥の声が聞こえなかったり、空耳状態で惑わされたり、成果が上がりません。

by まっちゃん (2022-11-03 10:25) 

ramblin

kozakuraさん、この可愛い珍鳥を間近に見られるのは
嬉しいです。
 2020年飛来時は11月20日でした。この時は目の後方へ
流れる白色部が明瞭でした。2021年11月10日と今回の
10月29日ではやや不明瞭な感じでした。その他は特段
差異が感じられませんでした。
 ホント、ムシクイは山野の鳥の中でも識別難易度が
かなり高くて悩まされます。
by ramblin (2022-11-03 10:59) 

ramblin

 まっちゃんさん、「日本の渡り鳥観察ガイド」によると
オオムシクイの渡り時期は本州平野では11月上旬まで
見掛けると記述されていますが去年は11月14日にも
見ることが出来ました。
 この時期ムシクイは地鳴きしてくれることの方が
ラッキーと思うしか無いようです。
by ramblin (2022-11-03 11:06) 

takapy77

クビキンが毎年入ってくれていいですね。
こちらにも入ってくれるといいのですが、主な繁殖地が
東の子は、なかなか此方にはきてくれませんね。
まあ、逆に西の子はこちらの方が多いということなので
贅沢は言えませんね。
ムシクイは、時期やp10の突出(2mmくらいかな)から
オオムシクイとするのが妥当だと思います。
こちらは、木が伐採されてから、ムシクイが殆ど
見られなくなりました。残念です。

by takapy77 (2022-11-03 20:45) 

ramblin

takapy77さん、後は未見のクビキン雄が此方に
来て欲しいです。
 逆説的に聞こえるかもしれませんがこの時期この場所で
メボソムシクイ上種が来て居たとして個体が図鑑的な
横向き姿勢をしている時にP10が見えないとしても
其れはメボソムシクイでは無いと推認するのも有りだとまで
思ってしまいそうですがどうでしょうか?(コムシクイが此方には
来ないとの仮定ですけど)

by ramblin (2022-11-03 20:59) 

美美

ほんとクビワキンクロの仕草が可愛いですね。
あはは、確かにおにぎり頭ですね(^^)
by 美美 (2022-11-05 18:35) 

ramblin

 美美さん、このクビワキンクロ初めて見たのは
約8年前の栃木県の沼でした。其れが最近は3年連続で
県内の都市公園で見られると言うのは嬉しい限りです。
 仰る通りこのカモはどことなく可愛げが有り
またユーモラスな感じも有り見ていると仄々とした
感じになるんです。
by ramblin (2022-11-05 21:02) 

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