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レンジャク詣で [野鳥]

 久しぶりにヤドリギの有る公園へレンジャクを見に行った。
駅を降りてしばらく進むと程良く寂れた住宅街の曲がりくねった路地に入る。
初めてこの道を通った時は本当にこのまま進んで目的地に着けるのか不安だった。
程無くすると赤い鳥居が有りここからはチョット長めの階段を上る。
周囲は鬱蒼とした林だ。上り終えると右横に小さな社が有り前方には
広大な霊園が開けて気分も開放的になる。この道程がとても気に入っている。
 ヤドリギも目に入るが此処ではレンジャクは見えなかった。

公園に着いて間も無く7時半過ぎレンジャクは高いヤドリギの上に見られた
20230225ヒレンジャク3.JPG

以前は低目のヤドリギに止まったのを見たことも有るが
今回は遠い、高い、枝被り、風酷いの4重苦でお手上げだ
20230225ヒレンジャク2.JPG

レンジャクたちはもっぱら風を避けてじっとしていることが多い
20230225ヒレンジャク14.JPG

暫く待っていると一斉に飛び立ち近くの広場に移動
20230225ヒレンジャク18.JPG

少しは見易くなったがせいぜいこんなもの
20230225ヒレンジャク17.JPG
20230225ヒレンジャク19.JPG
20230225ヒレンジャク22.JPG

兎に角翼上面が殆ど見られないのが辛い
そうこうする内に飛んで行ってしまった
皮肉にもこの時初めて翼上面を見ることが出来た
20230225ヒレンジャク25-001.JPG

その後は曇り空になり益々条件的に厳しくなる
20230225ヒレンジャク30.JPG
20230225ヒレンジャク33.JPG

この公園では以前
ヤマシギやニシオジロビタキ、トラツグミなどが観察出来て良い記憶が有るが今回は寂しい
シロハラ
20230225シロハラ1.JPG

苦手なワカケホンセイインコ
1個体だけで良かった(沢山居ると気持ち悪い)
20230225ワカケホンセイインコ2.JPG

帰り道
あの社の側の桜にメジロが来ていた
20230225メジロ1.JPG
20230225メジロ2.JPG

そしてまた階段を下りて駅へと向かう
地元のバーダーでもこのルートで
公園を往復する人は少ないだろうなあ・・・・なんてこと考えながら
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仮の宿 [野鳥]

 先日久しぶりに隣町の人工池に出掛けた。
此の地ではアメリカヒドリの雌を見たことも有り
微かな期待も少しは有ったりして。

現地に9時前に着くがカモたちは殆ど遠くの内壁で寝ているばかり
ところが意外だったのはフロートフェンス内のオシドリの多さだ
取水塔に隠れている個体を除けば20までカウント出来た
ただノンビリ泳ぎ廻るだけに見えるオシドリたちのこの集団行動は
繁殖期への移行段階に於ける行為なのだろうか?
20230218オシドリ1.JPG
20230218オシドリ35.JPG

早朝の為、光の具合は芳しく無くしっかりとした画は撮れない
20230218オシドリ8.JPG

パフォーマンスも殆ど無い
雌がちょっとだけ羽ばたく
翼鏡にポツンと白斑が有る(雌の証明)
20230218オシドリ9.JPG

雄にチョッカイを出す雌が居るが雄にはその気が無いらしい
20230218オシドリ21.JPG
20230218オシドリ19.JPG

その内に泳ぎ飽きたのかフロートの上に乗ったり
取水塔に上がったりする個体が増えて来て
水面上は寂しくなる
20230218オシドリ14.JPG
20230218オシドリ13.JPG

何だか変な画になっちゃったけど
仮の宿(休憩場所)で
20230218オシドリ26.JPG
20230218オシドリ27.JPG

取水塔に向けて飛び上がる
20230218オシドリ28.JPG
20230218オシドリ30.JPG
20230218オシドリ31.JPG

その他のカモの動き出しは遅い
ポツンとヒドリガモ1個体が採餌中
そんなモノも食べるんかい
20230218ヒドリガモ1.JPG
20230218ヒドリガモ2.JPG

何時の間にか雄もやって来て
20230218ヒドリガモ3.JPG

オカヨシガモ
脇の波状斑は前から後方に行くにつれ細かくなる様が好ましい
20230218オカヨシガモ1.JPG

いきなり間近に浮上するカンムリカイツブリ
夏羽への進行はまだまだだね
20230218カンムリカイツブリ3.JPG

何だかオシドリに振り回されて疲れてしまい
何をしに来たのか分からず早々に撤収

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綺麗な子は勿論、変な子も見たい [野鳥]

 撮った写真をあれやこれやと考えていると中々ペンが進まない(作家じゃないのにね)
まあ画像の賞味期限は気にしないのでノンビリやるのだ。

MFのルリビタキ
アイスショーの鑑賞には朝の冷えこみが厳しく氷がしっかり張っていると言う前提の上に
その後の温度が高くなる方が都合が良いと言う説が有り(採餌上の問題)
一応説得力は有る話だがどうなのだろう
20230129ルリビタキ1.JPG
20230129ルリビタキ6.JPG
20230129ルリビタキ4.JPG

Rの池では日曜日の昼ともなれば家族連れが来て
しばしばカモに餌をやる光景が見られる
カルガモやマガモに混じってトモエガモもしっかり反応する
コガモは餌には釣られない
脇羽上部は摩耗が激しくエクリプス羽か幼羽かの識別は出来ない
20230129トモエガモ22.JPG
20230129トモエガモ23.JPG

コガモは雌タイプばかりを撮りたがるオイラ
コガモ雌juv-1st-br
脇や腹に斑がビッシリ
雨覆には羽縁が見て取れる
脇上部に尖った幼羽が一部見られる
尾羽先端はギザギザだ
大雨覆の淡色帯は幅が広く見えるが右足を上げている影響なのか?
20230212コガモ4.JPG

此方は雌ad
20230212コガモ5.JPG

日曜日は県内の遊水池で団体行動
前日は大雨で当日は風が強いと言う事であまり良い予感はしなかったが
その通りになった
カモも遠くて観察し辛い
ヨシガモ
20230211ヨシガモ4.JPG

仲間がヨシガモの群れの中に変な子が居ると言う
左上の子だ
雄の羽装をしているがサイズが小さい
20230211ヨシガモ1.JPG

脇の一部に荒い横斑が目立つ
ただ脇羽の多くは正常な波状斑
雌の雄化にも見えるし
雄幼羽の発育障害によるものにも見える(サイズの小ささも含め)
何れにしろもう少し勉強したいと思わせる異形な子だった
20230211ヨシガモ7.JPG
20230211ヨシガモ11.JPG

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海辺で探鳥 [野鳥]

 この日は海岸のポイントを2箇所見て回った。

1箇所目が大外れ
暫く粘ったが目的の子には会えずガッカリ
イイ感じの岩にイソシギ
上面はやや褐色みが有り
一部擦れたサブターミナルバンドが2本残っている箇所が有る
1stwin
20230204イソシギ1.JPG
20230204イソシギ2.JPG

遥か遠くにハジロカイツブリ
20230204ハジロカイツブリ2.JPG

2箇所目でも此れは鉄板と思っていた子も見られずまたまたガッカリ
此の地では比較的多く見られる
タイミルセグロカモメ
20230204タイミルセグロカモメ1.JPG
別個体
初列の白斑は当然少ない
20230204タイミルセグロカモメ2.JPG

脚の色みも薄いしセグロと思ったが
オービタルリング(眼瞼輪)はピンク色だった
オオセグロカモメ4W
嘴の黄色みが薄く黒斑が大きい
20230204オオセグロカモメ1.JPG

時間差も有り別の場所だったが同一個体かな
20230204オオセグロカモメ3.JPG

かなり遠かったがウミアイサ
尾羽先端はギザギザが残っている
20230204ウミアイサ2.JPG

下尾筒には黒点が残る
20230204ウミアイサ6.JPG

顔に黒みが出始めている
虹彩は褐色みが有る
雌juv/1stwin
実に中途半端で楽しい個体だ
20230204ウミアイサ3.JPG

上空をミサゴが通過
20230204ミサゴ3.JPG

散々砂浜を徘徊して足が痛い
成果も無く気分も萎えて
足取り重く海岸通りを退却の途中
そんな水際から遠い処に!・・・・出会い頭
砂に溶け込むようにシロチ
びっくりしたなあ
20230204シロチドリ2.JPG
20230204シロチドリ1.JPG

最後の最後にささやかなプレゼントだね
ガッカリ度80%の鳥見だったけど
帰りの電車の中ではやっぱり海は良いなあと思ったりする

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鴨見処にて [野鳥]

 この日は酷い風の為に散々だった前週とは打って変わって穏やかな鴨見日和だった。

堰の休憩場所はヨシガモが占有
20230128ヨシガモ11.JPG

雄生殖羽
20230128ヨシガモ5.JPG

左の子はサイズ的に雌
20230128ヨシガモ12.JPG

脇の羽最上部は尖り気味なので雌1回生殖羽と思ったが
3列風切の基部は黒く無いので断定出来ない
ただ1月最終と言う段階を考えると想定出来なくも無いと思う
肩羽は旧羽も大分残っている
20230128ヨシガモ4.JPG

そうこうしている内に飛んでしまった
大雨覆の白色部はあまり広く無い
雌1回生殖羽の可能性を考えたくなる
20230128ヨシガモ7-001.JPG

ホシハジロ雄生殖羽
この個体の頭部はメジロガモ的だね
20230128ホシハジロ1.JPG

この日はオナガガモが多かったのがやや意外
頭部のグラデーションが面白い
雄生殖羽
20230128オナガガモ3.JPG

別個体
20230128オナガガモ4.JPG

雌非生殖羽
20230128オナガガモ2.JPG

オカヨシガモ
20230128オカヨシガモ1.JPG

その他ヒドリガモ、キンクロハジロなど

散歩道で出会った猛禽

ノスリ幼鳥
20230128ノスリ1.JPG

オオタカ若鳥
体はデカイが精悍さは希薄
20230128オオタカ2.JPG

とまあこんな感じの鴨見だった(こんな感じってどんな感じか分からないよね)

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