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サバクヒタキ [野鳥]

 以前は「珍鳥現る」との報せが入ると腰が落ち着かなくなり
飛んで行きたいような心境になったものだが最近はそんな執着も
薄れて来てうずうずもしなくなって来た。
 それでも今回この鳥を見たいと思ったのは前回2010年12月に
この鳥が千葉に現れた時は体調が悪化して其れが叶わなかった事やら
その後約1年間鳥見に出掛けられなかった事やらの記憶が蘇って来て
そうした負の記憶への意趣返しみたいな気分が盛り上がって来たからなのだ。
 この日は朝から断続的に雨が降る悪天候。これなら苦手な「鳥屋さんの群れ状態」も
無いと見て意を決して出撃した。

最寄駅から徒歩15分は有り難い
サバクヒタキはちっぽけな農地を気儘に飛び回っていた
行動はほぼノビタキ同様だ
少し高い所に「止まっては降り止まっては降り」を繰り返す
20221126サバクヒタキ7.JPG
20221126サバクヒタキ26.JPG

耳羽は黒いがややまだら
翼上面の各羽も褐色部分が多い
雄1回冬羽だ
20221126サバクヒタキ27.JPG

以前隣町で見たセグロサバクヒタキもそうだったが
草茫々みたいな土地では無く
荒れ地に近い農地がお好みのようだ
この場所も収穫を終えたと思われるガラガラの農地と
まだ収穫されていない農地の間を行き来して採餌行為をしていると思われる
20221126サバクヒタキ29.JPG
20221126サバクヒタキ31.JPG

これはまた鮮やかなお立ち台を選択(?)したものだ
20221126サバクヒタキ14.JPG

正面顔はやや恐い
20221126サバクヒタキ16.JPG

逆さまになった巨大なバケツには溜水
さしずめ砂漠のオアシスと言ったところだろうか
20221126サバクヒタキ28.JPG

図鑑には稀な冬鳥或いは旅鳥と記載が有るが
迷鳥的に思える
この手の子は暫く居続けてくれそうな気もするが
荒天や猛禽とかの不安要素も有るが・・・・
兎も角久しぶりのライファーを得て正直嬉しい
20221126サバクヒタキ24.JPG
20221126サバクヒタキ30.JPG
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ブログのUPは何時も遅め [野鳥]

 カモとかを観察後に復習していると苦しくも楽しいので
ブログのUPなんてどうでもいいやみたいな気持ちになってしまう。
綺麗な生殖羽ばかりを見ていると自分の脳が一層退化して来るように思うのだ。

水溜りに居たコガモ
雨覆の褐色みが強く淡色の羽縁が有る
雌非生殖羽
20221112コガモ1.JPG

大きな川の橋の上から
ヒドリガモは雨覆が白か否かで雌雄がはっきりする
一番左と左から3番目は雄生殖羽へ移行中
20221112ヒドリガモ1.JPG
左から2番目は雨覆が褐色で白い羽縁が目立つ
脇の羽も尖らず大きい
雌非生殖羽
一番右の個体は肩羽最後部の羽が灰色がかった淡色なので
雄幼羽から1回生殖羽へ移行中
右から2番目は断定し辛い

カモはただノンビリ泳いでいるだけだど識別点を確認し辛い
羽ばたく・毛繕い・飛翔そして陸の上などのシチュエーションが望ましい
そう言う意味でも陸に上がってくれると体下面も見えるし有難い
20221112ヒドリガモ5.JPG

その後続々と陸に上がってくれるだろうと思っていたら
何と釣り人が3人釣りを始めてしまったので駄目である
また橋の上からの観察になってしまった
オカヨシガモは完成形が圧倒的に多いので
中に変な子が居ないかと期待するが居ない
20221112オカヨシガモ1.JPG

この場所でスズガモを見るのは初めてかなあ
虹彩がクリアーな黄色では無い個体は幼羽
嘴がクリアーな灰色で有れば雄成鳥と言える
その他の識別点は遠過ぎて分かり辛い
20221112スズガモ1.JPG

ヨシガモがボッチで居心地悪そう
3列風切の基部は淡色・・・雌幼羽で無い事が分かる
肩羽は斑が明瞭で翼上面はコントラストが強い
大雨覆の白色部は比較的幅が広い
雌の非生殖羽と判定した
20221112ヨシガモ7.JPG

カモ以外を簡単に
カンムリカイツブリ
20221112カンムリカイツブリ2.JPG
ミサゴ
20221112ミサゴ1.JPG
ノスリ
20221112ノスリ1.JPG

自宅付近の工事が続いていて
ジョウビタキのサービスも悪くなっているので
川沿いでパチリ
20221112ジョウビタキ2.JPG

目覚ましい成果が有った訳では無いが
まだまだ分からない事が多い事も財産かも
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クビキンに会いに行って来た [野鳥]

 今年もクビワキンクロ雌がやって来た。
駅を降りてなだらかな坂を上る。程良く寂れた感じのアーケード街に
昭和を感じる。地名には「鎌倉殿の13人」でも語られた古戦場が表記されている。
のんびりと20分程歩いて目的の公園の池に到着。

クビキンは目を閉じていても直ぐそれと分る。
眼の周りの白色部が明瞭
20221029クビワキンクロ5.JPG

暫く寝ていたがやっと起きだす
虹彩が褐色なのでキンクロハジロと比べて穏やかな感じ
チョット可愛い
20221029クビワキンクロ7.JPG

パフォーマンスを期待するがこれがなかなかだ
一度も潜りもせず同じような画しか撮れない
翼上面をしっかり見たいがただノンビリ移動するだけの時間が長い
ようやく羽伸ばし
初列から次列への翼帯の色み、トーンの違いは分る
20221029クビワキンクロ18.JPG

こんな事もやってくれた
20221029クビワキンクロ24.JPG

やっと羽ばたいてくれたが
順光側には背を向けてくれない
20221029クビワキンクロ20.JPG

観察としては十分とは言えないが
3年連続でクビキンの「おにぎり頭」を見られた事を嬉しく思った
20221029クビワキンクロ28.JPG

池を後にして公園内を散歩
ホオジロの雌が枝止まりしていたが
初雨覆の灰色が鮮やか過ぎて違和感
外国産の亜種かなあ?・・・分からない
20221029ホオジロ1.JPG

次の日のMF
相変わらず鳥枯れの状態だが
そんな中で目の前を横切って行く子が居た
中々ピンが合わせられないがJIZZはオオムシクイだ
去年と殆ど同じ場所
20221030オオムシクイ8.JPG
20221030オオムシクイ9.JPG

頭部と背の色みの違いも大きくは無い
20221030オオムシクイ11.JPG

地鳴きはもしないし
外形的な識別も難しく季節や環境その他諸々の相対的な識別点を重ねるしか無いか
20221030オオムシクイ14.JPG

ところが酷い画像でゴミ箱行きと思っていたものの中に
P10(最外側初列風切)が写っている画が有った
先端はPC(最長初列雨覆)よりやや長い
此れをもってこの個体はオオムシクイと同定するに至った
20221030オオムシクイ6-001.JPG
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