シマアジ考
先だって10月中のコガモをもう一度しっかり見て置きたいと考え
近隣の公園と川に出向いた。
その際川でコガモの群れを眺めていた時にやや離れた場所に
シマアジが居た
眉斑の前側はモヤモヤ状態
肩羽の羽縁は細い
虹彩はあまり赤みを感じない
暫くするとこの個体はトコトコ歩き出した
こんなシーンに出くわしたのは初めてだ
腹部中央にも小斑が見られるようだ
ピントが甘いが飛翔時の雨覆いの色は褐色で白い羽縁は鮮やかでは無い
翼鏡内側の白帯は狭い
雌幼鳥と思う
偶然シマアジを見たので
過去の個体を検証したくなる
先ず雄の生殖羽
2018年3月の野川にて
翼鏡を囲む白帯は太い
2013年31月大根公園にて
右は成鳥雌非生殖羽
頭部嘴近くに白い丸斑はトモエガモの雌的
2018年9月大根公園にて
シマアジの雌雄は雨覆の色みを見れば分るが
成鳥なのか幼鳥から1回生殖羽への移行個体なのかが難しい
この個体は雨覆がグレーなので雄と言う事は直ぐ分かるが
クリーンなグレーか褐色が混じっているのかによって成鳥か幼鳥からの移行個体かが
識別出来る筈だが…やはり難しい
個体A雄エクリプス
個体B雄エクリプス
同じくB個体
そんな訳で検証と言うには余りにお粗末なのだが
来年もこの時期にシマアジを見る機会は有ると思うのでまた知見を得たい
先週の観察に戻るが
コガモ雄幼鳥から1回生殖羽
腹部に小斑が薄っすら残る
雨覆はグレー
脇羽上部に波状斑が出始めている
雌非生殖羽
嘴に黒点が目立つ
雨覆は褐色
肩羽には横斑が有る
バン
今年生まれかな
タシギ
オオジやチュウジなら
気合いを入れて観察するけど
季節は秋らしさも感じられて来たが
朝夕の温度差がキツイ
一年中ぼやいているのが情けない