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ヨロネン夏羽(サルハマのおかげ) [野鳥]

 前回の記事でも触れたがサルハマシギの観察中に偶然なのだが
多くのトウネンの中にヨーロッパトウネンが紛れ込んでいるのを
見ることが出来た。

のっけから酷い画像で恐縮なのだが中央の個体
オヤッ!と思った瞬間
喉が白いのが分かる筈だ
この時期のヨロネンの識別に於いて大きなポイントの一つである
勿論トウネンの換羽が遅れている個体も考えに入れなければならないが
20180512ヨロネン5.JPG

頭部の赤みの出方について考えると
周囲のトウネンを見て貰えばわかると思うが
トウネンの場合頭部全体が均一な赤ら顔になる傾向に有るのに対し
ヨロネンは不均一な赤みが控えめに載っている感じだ
上面は雨覆、三列風切ともにヨロネンの方が
黒い軸斑と赤い羽縁のコントラストが高い
足はヨロネンの華奢な感じが見てとれるだろう
20180512ヨロネン7-001.JPG

全体のサイズもLittle Stintと言われるようにやや小さめ
また体型もその上のトウネンのように胴長では無く寸詰まりに見える
ただこの個体が成鳥なのか1Sなのかは不明
この個体は背のV字ラインがかなり鮮明で
大雨覆及び三列風切の換羽が遅れているようだ(軸斑に黒み無し)
BIRDER誌5月号46ページの
NerdBirdsの記事の写真4の1回夏羽の個体も大雨覆は似たような感じだ
20180512ヨロネン16-001.JPG

サルハマのおかげでヨロネン夏羽が見られたのでサルハマには感謝だが
両方にしっかり意を注いで観察することが出来辛い状況にはマイッタ
20180512ヨロネン17-001.JPG
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