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近所を散歩 [野鳥]

 さほどの目的が無い時の方がノンプレッシャーでルンルンで鳥見に
出掛けることが有る。この日も出発ソングの「恋とはどんなものかしら」を
景気づけに口遊みながら近所の川沿いを歩き始める。
 当然目ぼしい鳥さんが居る訳でも無いのだが・・・・

それでもこの川では珍しいと言えるオナガガモを見る事が出来た
逆光が煩わしいが3個体
20191229オナガガモ4.JPG

面白いことに
3個体とも雄で且つ成鳥では無い

先ずはこの子
3列風切は黒い
雨覆は羽縁が目立つ
肩羽の白斑が目立つ
殆ど幼羽に近いが首がやや白く成り掛けている
20191229オナガガモ1.JPG

この子は前述の個体よりやや換羽が進んでいるが
識別点は同じだ
そして腹部に幼羽の小斑が残っている
20191229オナガガモ6.JPG

この子はややエクリプスからの移行個体にも見えて紛らわしいが
肩羽の白斑は明瞭でやはり幼羽から1回への移行個体と考えられる
腹部にも茶色の小斑が結構残っている
20191229オナガガモ7.JPG
20191229オナガガモ8.JPG

イソシギがお魚をゲット
20191229イソシギ5.JPG
20191229イソシギ3.JPG

雄大な亜種ダイサギ(オオダイサギ)
20191229ダイイサギ1.JPG

別個体
多分この屋根がお気に入りなのだろう
20191229ダイサギ2.JPG

軽快な亜種チュウダイサギ
20191229チュウダイサギ2.JPG

珍しくも無い鳥さんでも少しだけDigすると「旨味」を感じられる
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大きな川と小さな川で・・・カワアイサ [野鳥]

 この日は空がドンヨリ、風も冷たく凡そ鳥見日和とは程遠い陽気だった。
そろそろカワアイサも見頃と思い我が町の一番大きな川を散歩したのだが・・・

カンムリカイツブリをノンビリ眺めていたら
いきなりカワアイサの一群が飛んで来て慌てた
何とか見られる画像の中で・・・・・
先頭は雄成鳥
最後は雌成鳥・・・体が小さく眼先が黒い
真ん中は雄1回冬羽・・・・雌より体が大きく目先から口角に掛けて白色のパターン有り
20191221カワアイサ7.JPG

その後落ち着いた先で狩りをする
ユリカモメやダイサギも参戦中(セキレイは関係無いよ)
しかし如何せん遠過ぎる・・・隣町側からの方が近そうだ
20191221カワアイサ8.JPG

そしてまた飛び出す
全部で8個体
その中で一番気になるのはやはり後ろから2番目の子
20191221カワアイサ10.JPG

上面が見られる画像で
翼上面には暗色部分が有りコントラストに乏しい雌との違いが分かる
20191221カワアイサ2-001.JPG

やはり大きな河川では彼我の距離が有り過ぎるし
この日の天候で尚更厳しい観察条件でも有り
数日後に地元の小川で再挑戦した
先の大きな川には近所の二つの小川(O川とT川)も合流して注いでいる
その合流地点にもカワアイサが居ることが多い
即ち大きな川から遡ったカワアイサは小川の合流地点更にT川上流へ移動すると考えられる

合流地点で
20191224カワアイサ4.JPG

慎重に近付いたつもりだが飛ばれてしまった
採餌中で無くマッタリ状態だとキビシイ
20191224カワアイサ7.JPG

上流方向へ飛んで行ったが
さてT川方面かO川方面なのか
確率を重んじてT川沿いを上流方向へ歩く
やっと中流域まで歩いて発見
20191224カワアイサ17.JPG

この辺りでは右岸方向から迫ると飛ばれることが多いので
逆光が嫌だが左岸側から狙う
この条件では雄成鳥をしっかり撮るのは難しい
20191224カワアイサ9.JPG

眼先の黒みは未発達だが
虹彩が暗色で冠羽の状態も雌成鳥を示唆する
20191224カワアイサ14.JPG
20191224カワアイサ16.JPG

手前は同じ個体
後方の個体は虹彩がやや淡い
嘴が身近く形状がストレートに近く見える
眼先のパターンは不鮮明
雌1回冬羽と見えるが確信は持てない
20191224カワアイサ15.JPG

注目は真ん中の個体
この頭の形は雌では無いと言える
虹彩は淡色
眼先のパターンは明瞭
手前の子より体が大きい
雄の1回冬羽で間違い無いだろう
20191224カワアイサ8.JPG

さて順光側に回って雄をしっかり撮りたい・・・と思ったら
右岸の散歩者が下を覗き込んだので飛ばれてしまった!
残念だけどこの川でカワアイサを至近距離で見られる機会は少なく無いので
気持ちには余裕が有る

此方は近所の川で・・・ピンクの首輪を付けたカルガモ
自然の成り行きなのか人為的なモノなのかは分からない
苦しがる様子も無いので
保護する際のストレスも考えてそっとして置いた
20191220カルガモ1.JPG

此方は近所の畑のツグミ
この個体は「小田谷」さんが
BIRDER誌最新号の27ページで解説している
「ツグミの性と年齢の個体差」で言えば雌成鳥だろうか
20191220ツグミ1.JPG
20191220ツグミ2.JPG
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Where Or When(いつかどこかで) [閑話]

 Where Or Whenは好きなスタンダード・ナンバーだ。
Like Someone In LoveやStardustのような高踏的な曲も
良いが夜更けにしっとりと穏やかに思いを馳せるなんてな気分に
なりたい時はこの曲やMy Funny Valentineが上々。
両方ともリチャード・ロジャースの作曲だったな。邦題の
「いつかどこかで」はやや不正確な感じもするが
正確に「いつどこで」としたら興醒めな気もするしね。
 暫く会えないでいる友達や鳥さんへ思いを馳せて
Where Or Whenを聴きながら一杯やる(お酒飲めないからコーヒーてのが癪だが)。
「歳相応」では無く「自分らしく」を念頭に置いて暮らしているけれど
やはり「年相応に」思いの表し方は淡白になって来ている。
願望を前のめりに果たすなんぞは粋じゃない・・・つまり野暮だ
ほぼ偶然にとかで出会えれば良い・・・・・
まあそんな心境になっていることこそ生命力の減退かも。

「恩曽川のカワセミ」は「はりぃ」さんのブログ
只今休眠中だけど再開(再会)を念願して
オイラも下手なカワセミを・・・
20191215カワセミ2.JPG

地鳴きもせずにチョロチョロと見え隠れするウグイス
オイラとしてはもう少し嘴が細くて尾が短い子を期待してしまうのだが
この願いは大抵虚しくなる
20191215ウグイス3.JPG

この子への願いは偏に「顔を見せてくれ」なのだが
虚しい2時間を過ごしただけ
20191215トラフズク3.JPG
20191215トラフズク5.JPG

この日も願いは届かず味噌漬けちゃった
20191218ミソサザイ1.JPG

最近また地元の川で見られるようになったイソシギ
これもまた「小さな願い」(アレサ・フランクリン)だったかも
20191215イソシギ7.JPG

昔、或る先輩に
「ジャズはアドリブが肝心ですよね」と言ったら
「でもスタンダードは幾つか口遊めると良いよね」と変化球が返って来た
この言葉チョット痛かったなあ~
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オカヨシに注目 [野鳥]

 往復ワンコインで行けるのだが年に数回しか行かない県内の公園。 この時期オオタカとかトラツグミなんぞが見られることも有る。 此処にも池が有り珍し系は入らないがカモが観察出来る。  自然豊かなフィールドよりこう言うごく有り触れた公園に 居るカモに面白い子が居たりする。 此の地の多くはマガモなのだが少数オカヨシガモも居る 20191211オカヨシガモ12.JPG 20191211オカヨシガモ5.JPG 20191211オカヨシガモ7.JPG オカヨシと言うと地味且つ綺麗で話が終わってしまう傾向が有る(オイラ的にはだけど) 殆どが完成品で飛来して来るので掘り下げようが無い(オイラ的には) だが幼羽とか雄化個体とかだったら面白い この画像の3個体に興味を魅かれた 左雌成鳥、右雄成鳥は当たり前として真ん中の子は? 20191211オカヨシガモ8.JPG この子の脇羽は実に興味深い段階を示している 茶色の脇羽がグレーの波状斑に変わろうとしている 胸の鱗模様も雄としての違和感は無い 三列の色みは雄成鳥のように白くは無い 見た目もフレッシュ 従ってこの個体は雌の雄化では無く 雄幼羽→1st-winと結論付けたい 20191211オカヨシガモ11.JPG 同じ公園のコガモ 雄幼鳥 20191211コガモ1.JPG 20191211コガモ2.JPG 20191211コガモ3.JPG
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ジョウビロスその他 [野鳥]

 どうしたわけかこの時期自宅に巡回に来るジョウビタキが見られなくなった。
何でだろうと不思議に思っていたところだった。訳が分かった。
近所の方の話に拠ると野良猫に拉致されて怪我を負ったらしくMFの
「傷病」に運ばれたと言う話だ。その後MFに行く度にその後の経過を
職員に訊ねようと思うのだが何だか怖いようで訊けない。元気に回復して
いれば良いが・・・・・。自宅での「ベランダ撮り」の楽しみが減った
と言うより何だか軽度のペットロス状態になったみたいな気分だ。

そんな事を思いつつベランダで佇んでいると
ウグイスの地鳴きが聞こえて来た
20191203ウグイス1.JPG
20191203ウグイス2.JPG

MFの状況も良く無い
このところMF及びその近辺でクマの目撃が続いている為に
開門時間が遅くなった上に
クマ除けの為に開門前に爆竹を鳴らす作業が行われたりで
「鳥屋」にとってはキツイ状況だ
当然のことながら「爆竹鳴らし」のおかげで午前中の鳥の出が悪い
ルリビタキも中々警戒心を解いてくれないのでまともな画像が撮れない
眉斑の長い個体
20191201ルリビタキ2.JPG

そんな訳で早朝は鳥もテリトリーにしっかり落ち着かないのか
ルリビも予期せぬ遭遇が有ったりして
この子も眉斑の長い子と同じポイントに出現
20191201ルリビタキ1.JPG

久しぶりに見た雌タイプ
20191208ルリビタキ6.JPG
20191208ルリビタキ10.JPG

カシラダカの群れも落ち着かず定位置に留まらない様子
20191201カシラダカ1.JPG
20191208カシラダカ1.JPG

MF近くの池に居るカワセミ
20191201カワセミ1.JPG

同じ池のコガモ
完成型にはもう少し・・・・
20191201コガモ1.JPG

ジョウビには戻って来て欲しいなあ~
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大根干し日和にカモメをウォッチ [野鳥]

 県内の小さな漁港にカモメを見に行く。空は全きの青だが風がことさらに冷たく身に堪える。
砂半では此の地の名産の大根が天日干しされている。小さな漁港は周囲に沸き立つ子供たちの
声や色鮮やかなサーフボードの群れ舞う様とは隔絶されてくすんで静かなものだ。
 この漁港で寛ぐカモメの内タイミルセグロカモメが占める割合は非常に高い。従って未だ
本格的なカモメシーズンの始まる前は此処でタイミルをしっかり見て置くのも良いと思った。

この子は中型カモメかと思うくらい小さい
普通に想起するタイミルのJIZZとも掛け離れている気がするが・・・
でもタイミルに違いは無いのだろう・・・・
20191130タイミルセグロカモメ1.JPG

この子は未だ夏羽っぽい個体で換羽もかなり遅れている
20191130タイミルセグロカモメ26.JPG

飛翔を見ると
初列はP7-P10が旧羽
やはりタイミルとしか考え難い
20191130タイミルセグロカモメ12.JPG

この子は短足で可愛いタイミル
20191130タイミルセグロカモメ25.JPG

考えてみれば早い時期のタイミルは初列を見れば分かり易いとも言える
20191130タイミルセグロカモメ9.JPG

此方セグロカモメ
タイミルの足の肉色みの有る個体とは
同じ肉色でも微妙に違う(セグロの色みはスッキリしている)
20191130セグロカモメ4.JPG

此処では少数派のオオセグロ
左のセグロとは背の色の濃さが大分違う
20191130オオセグロカモメ3.JPG

此方も此処では少数派
未だ夏羽のウミネコ成鳥
20191130ウミネコ1.JPG

そしてミユビの群れが巡回して来た
三番瀬とはまた少し違う雰囲気の光景
20191130ミユビシギ4.JPG

此処で鳥を見ているのはオイラのみ
20191130ミユビシギ2.JPG
20191130ミユビシギ6.JPG

あわよくばモンゴルやホイグリンとも思ったがそうは上手く行かない
でも久々にカモメを間近に見られて気分は悪くは無い

帰り際に大根の干し場で
子供がかくれんぼしていた
その声音(こわね)はウミネコの其れと大差が無かった
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